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更新日:2016年4月1日

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自然「河川」那珂川

那珂川(なかがわ)

県内延長119キロメートル

県東北部を代表する河川

那珂川

那珂川は、那須火山群と帝釈山地の男鹿山の間から流出し、雄大な那須扇状地を形成している。

支流の箒川、荒川等を合わせ、県の北東部を南東に向けて流れ、芳賀郡茂木町付近で八溝山地を東に横切り、茨城県に流下して那珂湊で鹿島灘に注ぐ大河である。

舟運による交通の動脈だった那珂川

那珂川は、古来から県東部の交通の動脈として舟運に利用されていた。沿岸の湯津上村(現大田原市)には、那須国造碑や上・下侍塚古墳等の遺跡も多い。

江戸時代には河岸も整備され、会津藩の廻米や河岸地方特産の酒・醤油・煙草などが常陸や江戸に運ばれていたようである。

アユが棲み、サケがのぼる川

上流は日光国立公園、中流は八溝・那珂川両県立自然公園を縫って流れる。毎年6月に解禁になるアユは有名で、川岸は多くの太公望たちで賑わう。夏から秋にかけては観光用のやなも設置され人気を呼んでいる。

また、秋には天然のサケの遡上も見られる。