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更新日:2016年4月1日

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自然「河川」渡良瀬川

渡良瀬川(わたらせがわ)

県内延長50キロメートル

栃木県三大河川のひとつ

渡良瀬川は県の西端、足尾山地と日光火山の間に源を発して南流、いったん群馬県を流下した後、桐生市の北で南東に流れを変え、県の南 、足利市を南東に流下して栃木市の南方、埼玉県の栗橋付近で利根川に合流する本県三大河川のうちのひとつである。

洪水と鉱毒事件

渡良瀬川上流には足尾銅山(1973年閉山)があり、亜硫酸ガス、砒素による大気汚染によって銅山近辺の山は荒涼たる裸地となってしまった。これらにより、森林という天然のダムをなくした渡良瀬川は、激しい洪水を引き起こす川となった。

一方、鉱山廃水に含まれる鉱毒によって、下流水田は深刻な汚染で悩まされた。いわゆる足尾鉱毒事件がこれであり、田中正造の直訴事件を引き起こした。

現在は、上流域の緑化も進み、草木ダム等も完成し、暗い事件も歴史上の出来事となった。下流にある渡良瀬遊水地周辺住民のいこいの場となっている。