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更新日:2017年11月22日

平成29(2017)年11月20日(第11回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:平成29(2017)年11月20日(月曜日)午後1時30分から
場所:県庁記者会見室

(報告事項)
1.「第37回全国アビリンピック」の結果について

(話題事項)
1.ハンガリー訪問の結果及び成果について

(質疑事項)
1.ハンガリー訪問について(その1)
2.地方消費税の精算基準の見直しについて 
3.指定廃棄物について(その1)
4.第二期県立高等学校再編計画について
5.TPP11の大筋合意について
6.ハンガリー訪問について(その2)
7.指定廃棄物について(その2)

(報告事項)

1. 「第37回全国アビリンピック」の結果について

 全国から365名の選手団をお迎えして、11月17日、先週金曜日から昨日、19日日曜日の3日間の日程で開催し、全日程を無事終了することができました。
 栃木大会は過去最大に迫る規模の大会となり、その中で本県は全国一となる29名の選手が参加し、本県初となる1つの大会で2種目の金賞、金メダルを獲得し、過去最多の10名の入賞者、さらには今大会で全国最多の入賞者数という最高の結果を残すことができました。あらためて、入賞者をはじめ選手全員の検討をたたえるとともに、大会本番まで選手をサポートしてくださった企業、団体、教育訓練機関の関係者にお礼を申し上げたいと思います。
 また、県民の皆様には、全国のお客様に対する心からのおもてなしや、会場での選手の応援に協力をいただきました。これまた感謝を申し上げます。
 大会を開催し、ひたむきに競技に取り組む選手の姿や卓越した技能を間近で見る機会を得たことは、障害のある方や技能に対する理解を深める上で大変意義があるものであったと考えています。今後、本大会で高まった機運を障害者の自立や雇用促進につなげられるよう取り組んでいきます。
 また、今週24日(金曜日)には第55回技能五輪全国大会が開幕し、栃木県選手団として過去最多の137名で臨むことになっています。アビリンピックの結果を弾みに、技能五輪全国大会での本県初の団体賞獲得に向けて、選手の健闘を期待したいと思います。
 栃木大会が参加する選手・関係者全員に満足のいく大会となるよう、万全を期して運営していきます。 

(話題事項)

1.ハンガリー訪問の結果及び成果について

 7日から12日までの日程で、若林県議会副議長と共にハンガリーへの公式訪問をしました。
 先月6日に、ハンガリーオリンピック委員会(HOC)と東京2020競技大会の事前トレーニングキャンプに係る覚書を締結しましたが、その際、HOCのクルチャール会長から、同国の競技団体に対する知事からの説明の機会を設けたいとの話があったことを受けまして、プレゼンテーションを現地で実施したものです。
 30名の競技団体、約50名の関係者が出席する中で、栃木県内の競技施設をはじめとするトレーニング環境を説明した上で、陸上競技、カヌー、フェンシング、近代五種、空手、ウェイトリフティングなど13の競技団体と意見交換をし、そのうち陸上競技協会と、栃木県でのトレーニングキャンプの実施に係る覚書を締結しました。
 これは、2015年の世界陸上北京大会のキャンプにおける栃木県側の対応を高く評価していただいたものであり、それが締結につながったものです。
 今回の訪問により、多くの団体と直接接触することができましたので、引き続き連絡を取り合いながら、より多くの競技団体の事前トレーニングキャンプが本県で実現できるよう取り組んでいきます。

(質疑事項)

1.ハンガリー訪問について(その1)

記者:ハンガリー訪問について2点ほどお聞かせいただきます。
 陸上競技以外でキャンプが誘致できそうな競技はありますでしょうか。現地での反応、知事の手応えをお聞かせください。
 もう一つは、2020年に向けまして、あるいは2020年以降も見据えて、本県とハンガリーのスポーツ分野以外での交流について、県は何かお考えがございますか。現時点でのお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。

知事:まず反応についてですが、プレゼンテーション後に実施した各競技団体との個別協議においては、県内のトレーニング施設をはじめ、東京に近接する本県の立地環境、気温や湿度などの気象条件の東京との類似性などについて、高い評価が得られたと感じています。
 事前キャンプの見通しについては、今後、各競技団体と細部に関する意見交換を行うこととしていますが、より多くの競技団体の事前キャンプが実現できるよう取り組んでいきます。
 また、ハンガリーとの交流については、ホストタウン交流計画において、スポーツ分野以外にも人的・文化的相互交流を進めることとしておりまして、現地時間の9日にはハンガリー国の外務貿易省を訪れまして、バログ・チャバ副大臣と、事前キャンプはもとより、幅広い交流について意見交換を行ったところです。
 今後、関係市町・団体と連携しながら、ハンガリーの食、歴史などを紹介するイベントやシンポジウムなどを開催し、県民のハンガリーへの理解促進を図るとともに、ハンガリーと、文化をはじめとする幅広い分野で交流を推進していきたいと思います。
 なお、キャンプ地については、来年、栃木を訪れて練習会場などの視察をした上で最終決定をしたいという団体もありますので、年明けてから競技団体のトップの皆様方をお迎えしていくという場面もあるのではないかと思っています。 

2. 地方消費税の精算基準の見直しについて

記者:来年度の税制改正に向けて議論が活発化しておりますが、総務省から地方消費税の新たな配分案が示されました。地方に有利な人口基準の比重を引き上げる案でして、地方にとっては、東京の一極集中是正という点もあるとは思いますが、一方で、東京都の税調も、意見書を懸念して、財政調整に使うべきではないなどと反発も強まっています。知事の御所感を伺えますでしょうか。

知事:地方消費税の清算基準の見直しについて、検討が進められているという報道がありました。
 地方消費税や地方法人課税につきましては、税収の多くが都市部に集中しており、その偏在是正は大きな課題であると認識しています。
 地方消費税については、今後、高齢社会を支える社会保障の財源として、地方においても極めて重要であり、その意味では、人口比率を高めることは必要なことだと考えています。
 この清算基準の見直しについては、全国知事会でもこの7月に、経済活動の実態を踏まえるとともに「人口」比率を高めるよう提言したところであって、どの程度の比率が適当かについては、こうした地方の声を十分踏まえて検討してほしいと考えています。

記者:今、比率のお話がありましたが、現時点で出ている5割程度という案については、知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知事:統計基準として、小売の年間販売基準だそうですが、現行の75%を5割、人口基準の17.5%を5割前後、従業者基準は廃止するという案が出されているということですので、今後具体的な方向性が出てくれば、国と地方の協議の場などで、国・地方との意見の調整があるはずですので、そこで、知事会としての考え方、あるいは市長会、町村会としての考え方も述べられるものと考えています。
 その前に全国知事会などが開催される可能性も非常に高いと思っていますので、国の方で方針が明確化してくれば、我々の意見も全国知事会を通じて申し上げたいと思います。 

3.指定廃棄物について(その1)

記者:先週の金曜日17日、福島県の最終処分場に指定廃棄物の搬入が始まりました。
 他県での処理が進む中、本県も引き続き6市町と協議を続けていると思いますが、他県が進んでいるような状況の中で、現状について知事の御所感はいかがでしょうか。

知事:福島県内で経過を見ますと、5年がかりの取り組みでいよいよ搬入開始という状況になったと受け止めました。
 最も多く高濃度の放射性物質に汚染された廃棄物を抱えている中で、指定廃棄物についての処分が始まったということは歓迎したいと思います。
 国の説明も、「どこでもやっていないものを最初に受け入れろ」という話はなかなか説得力がない。しかし、福島県で現実にスタートしたということであれば、これは、今後の福島県以外の県における国の説明も説得力が高まると思っていますので、そういう点では、栃木県内の指定廃棄物の処分についての議論が深まるように、ぜひ期待をしたいと思いますし、われわれも機会を捉えて糸口を探るなど、積極的な役割を果たしていきたいと思っています。

記者:確認ですが、一番痛みを感じている福島ですら始まっているので、他県でも早く処分を進めろということで説得力が高まる、こういう認識でよろしいでしょうか。

知事:それは、処分状態が、どういう形で収集運搬をし、搬入経路をたどって持ち込まれるという過程も含めて、安全対策が十分施されていると思っていますので、収集運搬そして処分というこの一連の工程が見える化されたということで、議論が深まっていく可能性があるのではないかと捉えています。 

4.第二期県立高等学校再編計画について

記者:今月開かれた県教委の定例会で、県立高校再編計画が決定されました。高校再編をめぐっては、一部の高校から存続を求める署名が提出されるなど、伝統ある高校同士の統合、共学化に依然反対の声もあるようですが、来年度からの計画実施に向けて、どのように進めていきたいと思われますか。知事の考えをお聞かせください。

知事:再編計画についてさまざまな御意見があるのは承知しています。
 その中で、反対意見については同窓生からのものが大半と聞いています。母校を思う気持ちがそこにはある。尊いものだと思います。
 一方で、同窓生の中にも統合や共学化に賛成する意見があります。さらに、小中学生の保護者を対象とした説明会では、多くの賛成意見が挙がったとのことです。
 これらのさまざまな意見を総合的に勘案して、教育委員会では、より良い子どもたちのための教育環境を提供していくことが責務です。その上で、統合や共学化を実施していく計画としたものと聞いています。
 今後、教育委員会に対しては、同窓会や地域の方々に丁寧な説明を行いながら、新しい学校づくりについては、それらの方々の意見、協力もいただきながら、共に魅力と活力ある学校づくりに努めてほしいと思いますし、理解の促進に大いに臨んでほしいと思います。 

5.TPP11の大筋合意について

記者:TPPに関してお伺いしたいのですが、先日、アメリカ抜きの11カ国で、新たな協定内容が大筋合意されました。
 農業関係では影響も懸念されているところがあると思うのですが、一方で、自動車関係はプラスになるという受け止めも県内ではあります。
 知事の御所感と、県として今後どのように対応されていくか教えてください。

知事:大筋合意に至ったわけですが、今後のスケジュールといたしまして、「総合的なTPPと関連政策大綱」の改定を今月中に行うということを国は表明しています。
 政府が国内への影響の分析結果を示すことにもなっています。
 これらを踏まえて、県内への影響分析、それらに対する対応を速やかに検討し、まとめたいと思います。

記者:ありがとうございます。前回は県の方で対策本部というものを設置されていたと思いますが、そちらは継続されているという理解でよろしいのでしょうか、それとも新たに設置されるということですか。

知事:今申し上げましたように、国の大綱が示されれば、事務部局で状況を検討した上で対策本部を開催し、影響を回避するための施策・事業は何があるのかということを、今後実施する可能性はあると思います。 

6.ハンガリー訪問について(その2)

記者:先ほどのハンガリーに関してですが、幾つか、来県してから最終決定したいという競技団体があるということですが、差し支えなければ、どんな競技団体なのか教えていただいてもよろしいでしょうか。

知事:行きたいという話は聞いていますが、どこの競技団体が来年来るかというのは、今は申し上げる段階ではないと思います。
 それから、ヨーロッパ予選などで、まだ正式にオリンピック出場が決まっていない競技も数多くありますので、それらの結果を待って具体的な動きになっていくものと思います。
 陸上などのように、幅広い競技種目があって必ず誰かは出るというところについては今回、覚書の締結はしましたが、チームとして出るような競技については、ヨーロッパ予選とか世界予選とか、オリンピックの予選大会を勝ち抜いてキャンプをするかどうかを決めるという段階になってきますので、そういうことを経て順次決まっていくものと思います。 

7.指定廃棄物について(その2)

記者:先ほど質問のあった指定廃棄物の関係ですが、福島で搬入が始まったことを受けて、栃木県内で取材をしていると、福島で始まったのなら、栃木県では現状だとなかなか処分場の候補地問題が動かない。ならば、福島に栃木県のものを持っていってほしいという声がかなり聞こえまして、農家の方たちも、当初の予定よりもかなり保管期間が長くなっているということで、心配だったり反発だったりを覚えているようですが、知事としては、そういった方々にどういう説明をこれからしていくおつもりでしょうか。

知事:そのことについて、まず、栃木県の市町村長会議において、国としては、既に1度、各県処理でいくという方針を明確化して、福島県内には他の県のものは搬入しないということを1度政府として決めている。
 あらためて、市町村長会議でそういう声が上がったので、環境省に対して、福島県への搬入が可能かどうかという問い合わせを再度した、栃木県からそういうお願いをしてもらったという経緯があります。
 その際にも、他の県のものは持ち込ませないという方針を、福島県と再度出しているわけですので。それについては、何で1回決めたことを何回もやるんだと、議会の中でも問題になったというふうに聞いています。福島県知事は、前佐藤知事も現内堀知事も、私に対して、そういうことはない、持ち込むことはあり得ないということをおっしゃっていますので、私からそういうことを切り出すことは現時点ではありません。
 ついては、今、進めている農家の保管について集約化をするということについて、各市町の理解を得た上で、一日でも早くこのことの取り組みを行って、長期保管場所の建設にこぎつけられればと思います。

記者:わかりました。ありがとうございます。

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