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更新日:2017年12月28日

平成29(2017)年12月26日(第12回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:平成29(2017)年12月26日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁記者会見室

(話題事項)
1.年末年始の交通事故防止について

(質疑事項)
1.TPP11及び日EU・EPAへの対応について
2.黒羽刑務所について 
3.平成29年の振り返りについて(その1)
4.地方交付税について
5.那須雪崩事故について(その1)
6.平成29年の振り返りについて(その2)
7.那須雪崩事故について(その2)

(話題事項)

1. 年末年始の交通事故防止について

 25日現在、県内の交通事故死者数は95人に上り、特に65歳以上の高齢者が全交通事故死者数の約7割を占めています。また、12月だけでも5人の高齢者を含む11人が交通事故により亡くなられています。
 例年12月は、日没が早くなることや気ぜわしさから、交通事故が増加する傾向にあるほか、飲酒機会も増えることから、今月は31日まで「マナーアップ!あなたが主役です」をスローガンとして、「年末の交通安全県民総ぐるみ運動」を実施しています。
 県民の皆様には、交通事故を他人事としてではなく自らの問題として捉え、より一層交通事故の防止に努められ、晴れやかな新年を迎えていただきたいと思います。 

(質疑事項)

1.TPP11及び日EU・EPAへの対応について

記者:TPPの関連でお伺いしたいのですが、TPPの新協定が11月下旬に大筋合意に至り、今月上旬には日本とEUの経済連携協定(EPA)が妥結したということで、自動車産業が強い本県にとっては輸出が増えることが期待される一方で、安い農産物や乳製品の輸入が増えることで農家に影響があるという懸念もありますが、県としては、農家の保護対策など、新たに検討されるものはありますでしょうか。お願いいたします。

知事:国では、TPP11と日EU・EPAの発効を見据えて「総合的なTPP等関連政策大綱」を決定して、国内への経済効果等の分析結果を公表するとともに、今年度補正予算と来年度当初予算に施策実施に必要な経費を盛り込んだところです。
 このため、本日、庁議において、国の情報を基に、県内経済や農林業への影響を分析し、予算等も含め適切に対応するよう指示をしました。1月中旬には本県への影響を取りまとめ、栃木県TPP等対策本部会議を開催し、公表することとします。栃木県にとりましては、自動車産業をはじめ輸出産業を中心に好影響が期待される一方で、農業分野では関税引き下げ等による影響が懸念されますが、国際貿易の枠組みのいかんにかかわらず、農業の体質強化が喫緊の課題であるため、水稲から高収益な作物への生産転換を図る「園芸大国とちぎづくり」の促進など、今後とも農業の成長産業化に取り組んでいきます。 

2. 黒羽刑務所について

記者:法務省は、上川大臣も表明されていますが、黒羽刑務所を2022年4月目途ですが廃庁する方向で作業に入りました。知事の御所感を伺えますでしょうか。

知事:過日、法務省から、お話のような考え方について説明を受けました。
 理由は2つあると思いますが、1つは、報道にありましたように受刑者の減少。犯罪件数が栃木県でも平成15年の4分1程度に今減っているわけですので、当然受刑者数も減っている。それから、建物が40年以上で耐震基準を満たしていないという両方の点を総合的に勘案して統廃合を進めるということで、黒羽刑務所については廃庁する旨、お話を頂戴しました。
 地元大田原市と連携しながら、跡地利用、建物の利用が可能なのかどうかという問題と、それから土地は20ヘクタールぐらいあるようですが、それらについて地元の大田原市長の御意見も伺いながら、必要であれば、法務省などへの要望活動を展開することもあるかもしれないと思っています。

記者:ありがとうございます。喜連川の社会復帰センターへの集約が軸ということで、他の刑務所にも行くと思いますが、一定程度受刑者が移送されて、地方交付税、国調人口ですから多分影響が出るのは2年後だと思いますが、ややそのあたりも懸念されるのかなと。人口のパイから考えると少ないですが、そのあたり、廃庁の影響についてどのように知事は考えていらっしゃいますでしょうか。

知事:県としては、試算していない。極端な影響はないと。
 農産物等の出入り業者さんがいるはずですので、その辺にどういう影響が出るか、大田原市を通じて調査をしてみたいと思います。
 あと、あるとすれば、業者さんの考え方・受け止め方、これらも含めてお聞きできればと。今後対応していきたいと思います。

記者:ありがとうございました。 

3.平成29年の振り返りについて(その1)

記者:今日が今年最後の記者会見ということで、2017年を振り返りまして、知事は、漢字で表現するとどのような1年だったと受け止めていらっしゃるでしょうか、お願いします。

知事:今年の予算の発表のときに、種まきが終わって、田植えが終わって、これから実りの秋を迎えつつある。即ち、稲の穂が出る時期という「出穂期」という表現をしたと思いますが、まさにその「出穂期」を今年は迎えつつあると思っています。ですが、3月27日に高校生7名と引率教員の貴い命が雪崩によって失われてしまいました。このことは県政の中にしっかりと刻んで、二度と同様な事故が起きないように、今後、予算編成の過程の中でも取り組んでいきたいと思っています。
 その誓いの下に、の話ですが、ツール・ド・とちぎでスタートし、技能五輪・アビリンピックで今年を終えるという状況になりました。その間に、プレDC(デスティネーションキャンペーン)、それから山の日全国大会、そしてまたスポーツの分野ではリンク栃木ブレックスのBリーグ制覇、ハンガリーとの事前キャンプの覚書の締結、栃木SCのJ2復帰、こういった大きな成果を得られた1年だったと振り返っています。
 つきましては、漢字一文字で表せということになると、「出穂期」の「出(しゅつ)」、そういう1年になったと思います。
来年は2回目のツール・ド・とちぎ、そしてまたDCの19年ぶりの本番ということになりますし、後半は旅行会社が実施する北関東3県の「日本の旬」といったイベントも予定されていますので、まさに実をたくさん結ばせたいと思っています。 

4.地方交付税について

記者:先日閣議決定された来年度の政府予算案に関してお伺いします。
 基金残高の増加を理由とした地方交付税の削減が回避された結果となりました。知事は以前の会見で、こういった削減の動きについて「余計なお世話だ」とおっしゃって反論されていましたが、あらためて今回の決定についての御所感を伺えたらと思います。

知事:地方の考え方と総務大臣の考え方が一致していましたので、ついては、財務省との大臣折衝なども通じて、地方の財源の充実についての取組・努力が財務省側に総務大臣を通じて伝わったのではないかと思っていますので、交付税を削減することが見送られたことは当然のことだと思っています。 

記者:ありがとうございます。

5.那須雪崩事故について(その1)

記者:一部報道ですが、那須の雪崩事故に関連して、県教委が再発防止案を取りまとめた。登山計画策定の際のガイドラインなどやビーコンなどの装備ということがありますけれども、県教委の対応だとは思いますが、知事はどのような御報告を受けていらっしゃいますか。

知事:提言書を真摯に受け止めて、教育委員会としては、ハード・ソフト両面から再発防止策をしっかりと練る、対応するということを表明しておりますので、その考え方を、予算の中に今後協議を経て反映させていければと思っています。

記者:確認ですが、一部報道にあるような具体的な報告は知事のほうには来ていない、という理解でよろしいでしょうか。

知事:予算協議はこれからなものですから。ビーコンを買うのかとか、ゾンデ棒だとか、それから人事協議の中で組織についても決定していくことになりますので、その中で、安全対策をどういう部署で、どういう組織をつくってやっていくのかということについても、今後決める作業が待っていると思います。 

6.平成29年の振り返りについて(その2)

記者:今年の振り返りの関連ですが、今たくさん挙げられたスポーツですとか山の日の大会ですとか、いろいろなイベントや出来事があったと思いますが、特に知事にとって思い出深かった出来事はどれでしょうか。

知事:それは何と言っても技能五輪とアビリンピック。1年間を通して印象深いのは、その大会だと思います。
 その心はということになりますが、アビリンピックについては、入賞者10名で、常勝県の愛知県をかわして1位になった。なぜそんなに栃木は強いんだとか、なぜ栃木は勝ったんだと、愛知県ではいろいろ今研究しているという話を職員から聞きました。
 それはいずれにしても、10名の入賞者の中で5名が特別支援学校の生徒です。参加者31名は、職員が、「あなたの技術ならば、大会までもう少し磨けば全国大会で戦えますよ」と背中を押しまくって、それで大会に出場を決意してもらった。こういう働きかけが前段にあって、大会に出るのは嫌だと言ったかどうかは分かりませんが、躊躇している人がたくさんいる中で、金メダルを取った人も含めて成果を出した。ここに大きな価値があったと思います。
 過日、公館であった報告会で、選手から「出場を決意することができありがとうございました。」という指導者や家族に対するメッセージが何人もあり、職員への思いがそこに込められていたと思います。
 そういう経過を経て、本人も最大限の努力をして大会に臨み、見事に成果を残したということが、アビリンピックは素晴らしい出来事だったと思います。
 それから技能五輪についても、10位以内に入れば団体賞がもらえるということで、それが悲願でした。
 ところが蓋を開けたら、優秀技能選手団賞で、入賞者の数でいきますと3位ですから。愛知、茨城、栃木の順番ですので。愛知県とか茨城県のトヨタグループとか日立グループというところが金銀銅を独占するみたいな中に栃木県も割って入って、見事に入賞者数では3位という成績を収めることができました。
 これも、選手の皆さんの大会に出場するまでの我々には計り知れない努力が相当あって、休みの日も、あるいは仕事が終わってからも、練習に練習を積み重ねて大会に臨んだ結果で、地元開催だからということで選手が頑張ってくれた。そしてまた、出場した企業の役員を初めとする社員の皆さんも、応援団を組織してバックアップした。それらが一体となって勝ち取った3位、団体賞だと思いますので、そういう点では思いの外の好成績を上げたということからして、技能五輪・アビリンピックを挙げたいと思います。 

7.那須雪崩事故について(その2)

記者:雪崩事故の関係ですが、先ほど知事がおっしゃった、県政の中に刻むということについて、この出来事は、県政の中でどういった出来事だと知事は受け止めていらっしゃるのでしょうか。

知事:検証委員の先生方から指摘されましたが、今までやってきた訓練だから、今回も例年どおりやれば成果を上げることができると。ついては、十分な準備、下見も含めた準備、そしてまた当日のスケジュール、これらは安易に物事を決定して子どもたちを犠牲にしてしまった。いわゆる慣れ、マンネリズムという表現をされたようですが、ここが大きなポイントだったと思います。
 これは県庁の組織全体として捉えていくべき重要なテーマですので、再発防止はもちろんですが、他の部署、教育委員会以外、あるいは教育委員会内部でもそれ以外の分野も含めてですが、知事部局であってもこのことをしっかりと捉えて、安易に物事を計画し実行しない、例年やっていることだからということで努力を怠らない、そういうことの戒めにしていくべき事故であった。
 そして、8名の犠牲者の思いを私たちが受け継いで、物事を実行していく際の道しるべとして今後取り組んでいく必要があると思います。そういう事故だったと思います。

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