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更新日:2019年5月8日

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令和元(2019)年5月1日(知事臨時記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和元(2019)年5月1日(水曜日)午後14時30分から
場所:県庁記者会見室

(天皇陛下御即位に当たってのお祝い)
1.天皇陛下御即位に当たってのお祝い

(報告事項)
1.ゴールデンウイーク(10連休)における対応について
2.アフターDCの状況について

(新しい時代への県民の皆様に向けたメッセージ)
1.新しい時代への県民の皆様に向けたメッセージ

(質疑事項)
1.「令和」への展望について
2.アフターDCの状況について(その1)
3.平成について
4.情報システムについて(その1)
5.情報システムについて(その2)
6.アフターDCの状況について(その2)
7.栃木ブレックスについて
8.生きがいづくりについて

(天皇陛下御即位に当たってのお祝い)

1.天皇陛下御即位に当たってのお祝い

  天皇陛下の御即位に当たりまして、栃木県民を代表して心からお祝いを申し上げます。
  天皇皇后両陛下におかれましては、しばしば本県に御来県になられ、那須御用邸や御料牧場で御静養されてこられました。
  御来県の際は、駅などで両陛下をお出迎えし、御挨拶を申し上げてまいりましたが、その際に、両陛下から細やかな御配慮にあふれたお言葉を頂戴し、両陛下のお心遣いを大変ありがたく感じてきたところであります。
  御滞在中には、御一家で那須の山々に登られることもあり、栃木県に親しんでくださる両陛下を県民は深く敬愛しており、本日の天皇陛下の御即位をこぞってお祝い申し上げているところであります。
  天皇皇后両陛下の御健勝と、皇室のますますの御繁栄をお祈り申し上げますとともに、今後とも両陛下に御来県いただけることをお待ち申し上げております。

(報告事項)

1. ゴールデンウイーク(10連休)における対応について

  10連休の対応についてでございますが、皇位継承に伴う10連休の前半におきまして、県民生活に影響する重大な事件・事故等が生じていないことを確認いたしました。
  県が有する情報システムも、改修の影響なく正常に稼動しております。
  引き続き、災害や事件・事故への対応について、通常の土日・連休と変わらない対応を徹底し、県民生活に支障が生じないよう万全を期してまいります。

2.アフターDCの状況について

  アフターDCの状況についてでありますが、アフターDCがスタートして1カ月が経過しました。4月は冷え込みの影響等により一部集客に苦戦した観光地もありますが、桜の開花期間が昨年より長く、週末は天候が良かったこともありまして、多くの地域が花見客でにぎわったところでございます。
  また、10連休前半につきましては、天候に恵まれない日もありましたが、見頃を迎えました市貝町の芝ざくら公園やあしかがフラワーパーク、皇室と縁のある日光田母沢御用邸記念公園、新元号の出典となった「万葉集」の版本を公開する史跡足利学校などが多くの観光客でにぎわいを見せ、県内の主な宿泊施設もほぼ満室状況と伺っております。これは東日本で1位という状況になっている、関東以北で1位という状況になっているようでございます。
  総じてアフターDCは、おおむね順調な滑り出しと考えております。
  10連休後半以降も、県内各地で魅力的な特別企画を数多く用意し皆様をお待ちしております。まだ宿泊可能な施設もあるということでございますので、ぜひ多くの方に栃木にお越しいただきまして、泊まってもらい、春のとちぎを満喫していただければと考えております。
  引き続き、あらゆる機会を捉え、栃木県の魅力を国内外に幅広くPRし、目標達成に向け、オール栃木体制で取り組んでまいります。

(新しい時代への県民の皆様に向けたメッセージ) 

1.新しい時代への県民の皆様に向けたメッセージ

  新しい時代への県民の皆様に向けたメッセージを申し上げたいと思います。
  本日の天皇陛下御即位に当たり、県民の皆様に、新しい時代に向けた私の思いを申し述べたいと思います。
  「平成」の時代を振り返りますと、バブル経済の崩壊後の経済の低迷、東日本大震災をはじめとする幾多の災害などの困難に直面した時代でありましたが、人々の絆の重要性が再認識されるとともに、平和で豊かな時代でもありました。
  新しい「令和」の時代を迎えたわけですが、希望に満ちた明るい時代となっていくことを期待しているところでございます。
  今日私たちの暮らす社会は、人口減少、超高齢社会の到来、急速な経済のグローバル化など時代の大きな変化の中にあります。
  このような中、県としては、全ての県民の皆様と共に知恵と力を合わせながら、進化するICTやAIの技術などを生かし、未来を担う人づくり、力強い産業、安全で安心な暮らしなどとちぎの総合力を高めることで、地域の活力を維持し、人生百年時代を生き生きと暮らしていける社会の実現を目指してまいりたいと考えております。
  「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という「令和」に込められた思いのように、県民の皆様一人一人が未来への夢や希望を抱き、それぞれの可能性を大きく開花させ、とちぎに生きる幸せを実感しながら、豊かな人生を過ごすことができるような栃木県を共に創り上げてまいりましょう。      

(質疑事項)

1.「令和」への展望について

記者:知事は、昭和から平成まで、市議、県議、市長、知事と政治家として駆け抜けてこられましたが、令和の時代を迎えるに当たって、政治家として日本そして栃木県がどのように変化していくと御覧になっていらっしゃいますでしょうか。また、それに対してどのようにかじ取りをしていきたいとお考えになっていますでしょうか。お話をお聞かせください。

知事:今、県民の皆様へのメッセージの中にも込めてありますが、人口減少、超高齢社会の進展の中にあっても、国際化や経済のグローバル化の波を的確に捉えて、質の高い外国人をはじめとする労働力の確保、あるいはインバウンドの受け入れ、海外への輸出の拡大などに積極的に取り組みながら、栃木の基盤も併せて構築する。
  具体的には、農林業・ものづくり産業の振興、あるいは災害に強い県土づくりなどを行っていきながら、人口減少、超高齢社会の中にあっても活力を低下させず、誰もが生き生きと暮らすことのできる社会とちぎづくりをこれから目指していきたいと思っております。
  なお、昭和の時代の後半から「国際化」とか「グローバル化」という言葉は使われてきましたが、当時とは情報技術、それからTPP・EPAといった関税の撤廃、さらには日本食ブームとかビザの緩和とか、いろいろな意味で当時の言われてきたキーワードとして使われてきた時代と、今はまさに垣根がなくなったという状況になっているわけですので、そういう点では、迎えるあるいは輸出という形で送り出すという両面をしっかりやっていくことで、人口減少や超高齢社会の中にあっても活力を失わないとちぎづくりができると思いますので、それを目指してまいりたいと思っております。

記者:ありがとうございました。

2.アフターDCの状況について(その1)

記者:先ほどお話のあったアフターDCの関連で、主な宿泊施設も満室状況になっていて、東日本で1位という御発言があったのですが、これは何に基づいて、何が1位なのかを詳しく教えてください。

知事:観光庁の調査によります予約が取れなかった宿泊施設の割合の高さという点で、関東・東北・北海道を含めて最高という状況で申し上げました。

記者:それは栃木県全体の話ということでよろしいのですよね。

知事:栃木県全体です。

記者:それについて知事はどのよう感じていらっしゃいますかと、なぜこのように1位になっている状況と推測されるでしょうか。

知事:プレDCと本DCの成果がアフターに表れてきているのではないか。さらには、各ホテル・旅館などの観光協会を中心としての取り組みの成果が出ているのではないかと思います。

3.平成について

記者:先ほど、活力のある社会をこれからも持続させたいといった趣旨の御発言がございましたが、知事の長い政治家生活の中で、平成の初めと平成の終わりでは、活力があったのはどちらだと思われますか。そして、知事がおっしゃる活力というのは一体何なのか、そこを教えていただきたいと思います。

知事:活力というのは、年代、地域、産業にかかわらず、いずれの分野、いずれの人たちも、生きがいを持って豊かに人生を生き抜くことができる、生活ができる、こういう意味で捉えております。
  それから、平成最初と最後はどうかということですが、平成の最初というのはバブル期でございますので、「虚構」という言葉で置き換えることもできたのではないかと思います。
  さらに、平成の最後というのは、落ち着いて成熟をして、一生懸命やった人が報われる、簡単に言えばそういう社会になったのではないか。そこが大きな違いではないかと思います。
  バブル期は目先が利く人がお金もうけができた。そういうことも可能だったわけですが、今はそういうことではなくて、一生懸命努力をする人が報われるようになってきたと思います。

記者:分かりました。ありがとうございました。

4.情報システムについて(その1)

記者:改元によるシステムへの影響ですが、県庁では特に影響はないと。各市町で何か影響があったとの報告などはありますでしょうか。

知事:今のところないですが、あらためて副知事から、各市町の取り組み状況を確認するようにという指示は出ました。

記者:分かりました。ありがとうございます。

5.情報システムについて(その2)

記者:今のシステムの改修のところですが、具体的にざっくりとどういったところの改修をなさったのかというところをお伺いしたいのと、あとは、県民の生活を支えるシステムはいろいろなものがあるかと思いますが、そういったものは県の中で無事改修が終わって影響なく稼動しているということで、そのことに対しての知事としての受け止めをあらためてお伺いできればと思います。

副知事:特に情報システム関係の改元対応ということになりますと、当然、日付の表記については原則、改元時までに改修いたしまして、その結果、運用状況について、現時点では不具合は生じていないと聞いております。
  また、トラブルもまだ想定されますので、緊急連絡体制を引き続き整えているところでございます。
  市町村につきましても、今日現在、特に大きな障害等については伺っていないところでございますので、引き続き連休の後半に向けてその管理を徹底していきたいと考えております。

知事:なお、警察本部においては、運転免許証について、明日(2日)から3日間程度で運転免許のシステムについては改修を終えて、5日には免許センターを開けるということだそうですので、令和の表記の運転免許証が5日にはもらえるということで、5日に向けて万全の体制を整えるという報告が先ほどありました。
  なお、連休中は、10日間の中で28日と5日の2日間だけ、免許センターだけは更新の手続ができるということになっていると報告がありました。

6.アフターDCの状況について(その2)

記者:先ほど、アフターDCの関係で、引き続き国内外に栃木県の魅力を発信していきたいというお言葉がありましたが、アフターDCの残り2カ月に向けて、期待と、あらためて課題というか、もし懸念していることなどがありましたら教えていただけますでしょうか。

知事:懸念は、ゴールデンウイークが終わった途端に客足が途絶える。こういうことがないように、新年度予算の中でも情報発信に関する予算が確保してあるわけですので、それらも5月・6月などで執行・事業に取り組みながら、国内外へのSNS等を活用した情報発信に取り組んで、6月まではもちろんですが、31年度期間中、大勢のお客さんにおいでいただけるように情報発信にしっかり取り組んでいきたいと思っておりますし、また、おいでいただきましたお客様には、栃木の良さを、これまた多くの方にさまざまな媒体を使って情報提供していただければありがたいと思っております。
  それらによって、DCはもちろんですが、年間を通して昨年以上に成果を上げる、そういうことに観光などではなるのではないかと思っております。

7.栃木ブレックスについて

記者:4日に、栃木ブレックスが準決勝で千葉と戦うことになりました。知事から、チームそしてファンの皆様に何かメッセージがあれば、一言いただければと思います。

知事:チャンピオンシップに臨む時点でのチーム力は相当高まっていたと思いますので、その結果、2連勝。圧倒的に強かったといいますか。川崎に対しましてはいい試合だったと思っております。
  その勢いで、何といっても難関は千葉でございますので、千葉にこれから4日・5日にぶつかる。取りこぼさないように、今の力をさらに高めて難関を乗り切って、決勝で王者奪還をしてもらいたいと思っております。

8.生きがいづくりについて

記者:先ほどお伺いした質問の関連ですが、生きがいづくり、これが活力だと。どこに住んでいても、どんな年代の方もということでしたが、元号が新しくなって、まず手始めに、県政のできるところで生きがいづくりというのはどのような施策をやっていかなければならないのか、知事はどうお考えになっていますでしょうか。

知事:不足する労働力人口をカバーしていくためには、外国人材を求めていかなければならないということで、とちぎ外国人相談サポートセンターを立ち上げて、約半月で65件の相談があったようでございます。そういった外国人向けの対応。
  さらには、県内にあっては、高齢者・女性・障害者の皆さんがどういう環境にあっても働く場所があるという仕組みづくり。徐々に拡大していると思いますが。短時間労働も含めてですが。そして、性差がなく、年齢に関係なく、地域や企業で頼りにされる、そういうことで生きがいをつくっていきながら、生涯現役社会に結び付けていくことが必要だということで、さまざまな働き方についても県としても対応しているところでありますので、まだまだ緒についたばかりだと思いますが、生涯現役社会づくりや女性の活躍、こういう分野でしっかりと対応してまいりたいと思います。

記者:確認ですが、労働環境の整備と。そのために外国人材の活用と定着、そして女性や高齢者、障害者も働ける場所をつくること、それが今後の生きがいづくりのためには大事だと知事はお考えになっていると理解してよろしいでしょうか。

知事:あとは、栃木ふるさと支援センターなどというものを昨年平成30年度からスタートさせました。地域の人材が地域で自分のできる能力を発揮して、さまざまな人が組み合わさって地域の課題を地域で解決できるような仕組みづくりを平成30年度からスタートさせていますので、こういった取り組みを強化しながら、人がいなくて祭りができない、地域の行事ができないということが時々報道などでありますが、それを地域全体でカバーする仕組み。ふるさと支援センターの中に例えば県内の大学生とか高校生、場合によっては中学生なども加わって、地域の伝統文化や習慣、そしてまた生きがいづくり、こういうものを県民挙げて、あるいは地域が一丸となって取り組んでいく仕組みをつくっていくことによって活力の生まれる社会を築いていきたいということで、30年度からスタートさせています。

記者:ということは、こういうことでしょうか。外国人材の活用と働き場所をつくること、そして大学生や若い世代が地域に入れるような仕組みづくり、そういったものを実現できるようにしていきたいということでしょうか。

知事:それは全体の中の一部であって、地域には、観光業で生計を立てている人もいれば、農林業で生活を支えている人もあるわけですから、全ての分野でしっかりと行政は支えていかなければなりませんので、そういう産業そのものはおのおの産業施策に取り組んで、なおかつ地域を面的につないでいく、人をつないでいく。その中の一つとして、ふるさと支援センターのようなものを地域ごとに立ち上げて、地域全体も誰もが安心して生活できる地域、そして伝統文化を残していける、祭りなども含めて。そういう社会をつくることによって活力を維持できる、あるいは高めることができると思っています。

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