12 鮎田（あゆた）自然環境保全地域

概要

（1）位置：芳賀郡茂木町大字鮎田

鮎田位置図

※この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図（数値地図）を使用したものです。

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（2）面積：16.27 ヘクタール

（3）指定年月日：昭和51年1月31日

（4）地区別・所有別面積

地区全域普通地域
所有別面積全域民有地

（5）地域の概要

鶏足山地に端を発する鮎田川の中流部右岸の里山にあり、炭焼き跡の窪地に流れ込むしみ水を水源とする池がトウキョウサンショウウオの繁殖場となっています。トウキョウサンショウウオは、山地・渓流域に生息している他の多くのサンショウウオ類と異なり、開発にさらされやすい平野部に近い里山を主な生息場としているため、生息地および個体数の減少が著しい両生類のひとつです。

当地域の周辺は大部分がスギの植林となっており、パッチ状にコナラなどの二次林が残っています。

繁殖場所となるため池には観察用を兼ねた侵入を制限するための木道が整備されており、地元の保存会等を中心とした熱心な保護活動により、安定的な繁殖と生息場所の保全が図られています。