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更新日:2010年11月30日

カワウの保護管理

カワウの保護管理

カワウの分布の変遷

 カワウはかつて全国的に分布していた鳥ですが、昭和30年代から40年代にかけての高度経済成長期に、有害科学物質による環境汚染、内湾の干潟・浅海域の埋め立てなどによって数が激減し、全国で3,000羽程度にまで減少しました。

 その後、生息数が急激に回復し、現在は全国に5万~6万羽程度いると見られ、漁業被害や、ねぐら付近での臭いによる被害など、人間との軋轢(あつれき)が起きています。

カワウの生態など( PDFファイル ,192KB)

栃木県におけるカワウの生息状況と対策 

 栃木県でカワウが定期的に飛来するようになったのは、平成元年に渡良瀬遊水地に谷中湖が完成してからであり、その後県央部にも徐々に生息域を広げ、今では県の北部や北西部など高標高地を除き、通年カワウが生息しています。

 カワウの生息数増加に伴い、漁業被害が深刻となったことを受け、栃木県では、平成8年から9年にかけて県内の生息状況調査を実施し、その結果を踏まえて、利害関係者で構成される「カワウ対策検討会」を開催してきました。「カワウ対策検討会」では、漁業被害の軽減のために、ある程度のカワウの捕獲(駆除)はやむを得ないとして、上限数を設定して捕獲を認めるとともに、被害防除対策の推進にも力を入れていくことで合意しました。

県内生息数と捕獲数の推移( PDFファイル ,12KB)

広域的な保護管理へ

 カワウは獣類と比較して、移動能力が極めて高いことから、その保護管理に当たっては広域で実施する必要があるとして、平成17年に関東周辺10都県による「関東カワウ広域協議会」が設立されました。この協議会では、「関東一斉集中追い払い」(一斉集中追い払いの栃木県での効果検証( PDFファイル ,18KB))や「魚を守る工夫」、「捕獲上限数の設定」などの短期的対策とともに、中長期的な対策として「河川の良好な環境と生物生産力の復元」などを実施することとする「関東カワウ保護管理指針( PDFファイル ,211KB)」を策定しました。

 これを受け、栃木県では、「関東カワウ保護管理指針」の下位計画である「栃木県カワウ保護管理指針( PDFファイル ,670KB)」を策定し、「関東カワウ広域協議会」の一員として着実に保護管理を実施していくこととしています。

 

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