食中毒の発生について

令和3(2021)年１月26日(火曜日)10時頃、県南健康福祉センターに小山市内の飲食店から「24日(日曜日)18時頃当店を利用した客から『喫食後の同日21時30分頃胃痛を呈し、25日(月曜日)に医療機関を受診したところ、内視鏡でアニサキスが摘出された。』との連絡があった。」との通報があったため、同センターで調査を開始した。

調査の結果、当該患者は小山市内在住の男性で、1月24日18時頃、家族3名で小山市内の飲食店でにぎり寿司等を喫食したところ、同日21時30分頃から胃痛等の症状を呈していたことが判明した。
患者の喫食状況として、アニサキス症の原因となる鮮魚類は当該飲食店で調理したにぎり寿司に限られること、患者の症状及び潜伏期間がアニサキスによるものと一致すること、患者からアニサキス虫体が摘出されたこと、診断した医師から食中毒届出票が提出されたことから、本日、同センターは当該飲食店が提供したにぎり寿司を原因食品とするアニサキスによる食中毒と断定した。
なお、当該患者は快方に向かっている。