ここから本文です。

更新日:2010年11月30日

白蛇伝

白蛇伝

 
 第1場 「遊湖相傘」
 四川省にある霊山・峨眉山(がびせん)で1,000年の修行していた白蛇の精と青蛇の精は下界に憧れ、白素貞と小青に化身して、修行場から人間界に下りて行く。西湖のほとり断橋にさしかかると、急に雨が降り出し、雨宿りしている所に許仙が通りかる。許仙は白蛇が化けたこの美しい女性に傘を貸す。
 やがて雨が止んだ。許仙の帰る途中に白素貞の住まいがあることから、同じ舟で川を下る。許仙に一目惚れした白素貞は、借りた傘のお礼をしたいので、明日にでも家に来てほしいという。許仙は断るが、白素貞は、仙術を使って雨を降らし、再び傘を借りて、なんとか傘を取りに来てもらう約束を取付けた。

 第2場 「結親」
 翌日、白素貞の家に来た許仙は、白素貞と契りを結び、結婚する。
 これをきっかけに白素貞と許仙の仲は親しくなっていき、やがて2人は結婚、仲の良い家庭を築く。許仙はこれまで薬屋の使用人であったが、独立して2人で薬屋を営もうと考えるが、先立つものがない。それを知った小青が、悪徳役人の家から金を盗んできて許仙に与え、この金を元に薬屋を開業させる。この年、疫病が発生し、人々は金山寺の法海坊主に高い金を支払って治してもらったが、貧しい人々はただ死ぬほかない。みるに見かねた白素貞は薬を施してみんなの病気を治してあげる。ここに法海との葛藤の端緒を見せる。このような展開をする場面は「盗庫銀」と称される。

 第3場 「説許」
 やがて白素貞は身ごもった。 そんな幸せな2人のもとに、鎮江にある金山寺の禅師・法海が、許仙の店に来て「前世で高僧であったお前が、蛇の化身に取り付かれている。お前の妻の白素貞は峨嵋山に1,000年生きた白蛇の精で、このままではお前の命はまもなくなくなるだろう。疑うならば端陽節(端午の節句)に魔除けの薬酒・雄黄酒を飲ませてみよ。たちまち正体を現すに違いない」と告げる。
 雄黄酒:雄黄は砒素を含んだ鉱物で、その粉末と蒲の根を酒につけたもの

 第4場 「酒変」
 その日、白素貞は許仙に強引にすすめられて、断りきれずにこの薬酒を飲んで、卒倒しそうになって寝室にこもる。この後、妻の寝室に許仙が入ってみると、そこには大きな白蛇がとぐろを巻いて寝ていた。これを見た許仙は驚いて死んでしまう。

 第5場 「盗仙草」
 許仙の命を蘇らせることができる唯一の方法は、仙山に生える仙草のみである。白素貞は危険を侵し、仙草を求めて昆崙山へと向う。仙草を守る昆崙山の鹿の精霊である鹿童や、鶴の精霊である鶴童は白素貞が事情を説明しても仙草を採らせてはくれない。やむなく剣をとって戦い、なんとか仙草を手に入れ、許仙の元へと戻る。

 第6場 「上山」
 許仙は生き返ったが、そこへ再び法海が現れて「白蛇の呪縛を逃れるには出家するしかない」と説き 許仙を伴って金山寺へ上っていく。夫に裏切られた白素貞は、嘆き悲しむ。

 第7場 「索夫」
 白素貞は小青を従えて金山寺へ行くが法海は「許仙は今は高徳の僧、妖怪をめとるなどとはもってのほか。お前も早く峨嵋山に帰るがよい。」といって、 許仙に会わせない。
 白素貞は「もし夫を返さなければ金山寺を水中に沈めてしまう」とおびやかす。
 法海は神将たちを呼び集めて伽藍の防衛を命じる。白素貞は「夫を奪われた恨みは海のように広く、また深い。魚たちよ、水族よ、金山寺を水底に沈め、我が夫を奪い返せ」と法海禅師に戦いを挑んだ。

 第8場 「水門」
 白素貞は水族に命じて金山寺を水攻めにする。水族の大将・鮫仙は「我が法力で怒濤の下に沈めてくれん」とばかり、波を立て風を呼んで水位を上げて行くが、宙を舞う神将に守られた金山寺も高くなり、勝負がつかない。白素貞自らも身重の体で奮戦するが、次第に苦戦となり、小青や水族に守られて後退する。

 第9場 「逃山」
 法海は「白素貞を逃がすな」と神将をして追撃させる。白素貞は悲痛な声を振り絞って、許仙の名を叫ぶ。外の騒ぎを聞きつけた許仙は、白素貞が自分のために危険を侵して戦っていることを知る。その声を聞いた許仙は、金山寺を脱出し、白素貞の後を追う。

 第10場 「断橋」
 臨月の白素貞と小青が思い出の地西湖の断橋まで逃げてくると、そこへ後を追ってきた許仙が現れる。怒りを抑えきれない小青は、許仙の不実をなじり、剣を突きつけるが、白素貞がかばい、許仙の愛を得るためにこれまでどんなに心を砕いたか切々と訴える。許仙は妻の真情にうたれ、白素貞は許仙を許し、ふたりはよりを戻して、永遠の愛を誓い合う。

 第11場 「合鉢」
 子供が生まれて1ヶ月経った。 そこへまたも法海が現れ、韋陀に命じて白素貞を大きな鉢に入れ、法力をもって、西湖のほとりにたつ雷峰塔の下に閉じ込めてしまった。
 第12場 「倒塔」
 数年後、峨眉山に戻って剣の修業を積んだ小青が帰ってきて、雷峰塔を守る塔神を打ち破り、塔は倒れる。白素貞は助け出され、ようやくこの世に姿を現し、白素貞との再会を果たす。

 

 

お問い合わせ

国際課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館7階

電話番号:028-623-2195

ファックス番号:028-623-2199

Email:kokusai@pref.tochigi.lg.jp

広告