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更新日:2011年1月20日

深山ダムの沿革、特色

深山ダムの沿革

 那珂川は栃木県那須山地の朝日岳、那須岳に源を発し、矢沢川、木の俣川等の渓流を集めながら広大な那須野ヶ原の北部を流下し、茨城県ひたちなか市で太平洋に注ぐ一級河川です。この那珂川の本流と塩原渓谷より流下する支流箒川にかこまれた那須野ヶ原は扇状地で、地域内の河川は伏流し、特にその北部は地下水位も深く、古くから水不足のため開発が遅れていました。

 日本三大疏水の一つに数えられる那須疏水が明治18年(1885年)に完成し、また蛇尾川からの蟇沼用水、木の俣川からの新旧木の俣用水によってわずかに開発が進められてきたに過ぎませんでした。

 そのため農林水産省は、那珂川本流の上流深山地点に新しく深山ダムを築造することによって、なお広大に広がる那須野ヶ原の未開発地のかんがいを行い、飛躍的に開発を進める計画を昭和40年(1965年)に立てました。

 昭和43年12月(1968年12月)深山ダム建設の鍬入れをしてから5年4ヶ月の歳月と約84億円の費用、延べ42万人の労力を投入し、昭和49年3月(1974年3月)表面アスファルト遮水壁型のロックフィルダムが完成しました。

 栃木県北部を一帯とする、日光国立公園の中に造られた深山ダムとその周辺は、渓谷美にすぐれた自然が、今なお多く残されていることから観光名所として多くの人々が訪れています。

深山ダムの特色

  1.  表面アスファルト遮水壁型のロックフィルダムに分類され、貯水池の水を堤体表面を覆った厚さ35cmのアスファルトで遮水するタイプのダムです。また、堤体積は、東京ドームの1.6倍の大きさをもっています。

  2. 農業用のかんがい用水として、那須野ヶ原扇状地の約4,300haに深山ダムの水を供給しています。
  3. 栃木県は深山ダムの貯水と落差を利用して、貯水池より取水塔及び取水トンネルで最大毎秒9.0m3を取水し、板室発電所にて最大16,100kWの発電をおこなっています。また、同時に那須地域の急増する人口に対応するため、日量48,000m3の上水を深山ダムより給水する事業もおこなっています。
  4. 電源開発株式会社は深山ダム(下池)からの約4,400,000m3の水を517m上に設けた沼原貯水池(上池)に主に夜間の火力、原子力の電力を利用してくみ上げておき、電気を多く利用する昼間に両貯水池の高低差を利用して沼原発電所で最大675,000kWの発電をおこなっています。 

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