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更新日:2015年1月26日

二条大麦新品種「ニューサチホゴールデン」が品種登録出願公表されました

1 本品種の主な特徴

  1. 右がニューサチホゴールデンの株  ビール中の脂質を酸化させ、ダンボール臭と呼ばれる不快臭の発生や泡持ち低下を引き起こす酵素リポキシゲナーゼを含まない。
  2.   その他の特性は、実需者から高い評価を得ている「サチホゴールデン」とほぼ同じ。
  3.   オオムギ縞萎縮ウイルスⅠ~Ⅲ型には抵抗性だが、Ⅳ及びⅤ型には罹病する。ニューサチホゴー
     ルデンの株(右)

2 開発の経過

  •     交配:平成17年度にリポキシゲナーゼ欠損系統「大系LM1」を母、「サチホゴールデン」を父に交配し、その後、「サチホゴールデン」を連続5回戻し交配した。
  •     品種登録出願:平成26年9月8日
  •     出願公表:平成27年1月19日

3 本品種の活用

    本県の主力品種である、「サチホゴールデン」を本品種に切り換えて行く。

4 本品種の栽培計画

    26年度は、県南部において20haの試験栽培を実施中。

右がニューサチホゴールデンの立毛の様子

 【用語説明】

項  目 概    要
ビール用二条大麦     麦芽を製造し、ビールの原料となる二条大麦。原料のため、発芽勢98%以上、粗タンパク質含量10.0~11.0%等品質基準が定められている。取引上は、粗タンパク質含量の受け入れ基準が9~12%となっており、栃木県では平成25年産からは受け入れ基準以外のものは事前検査でビール大麦として出荷しないようになり、高タンパク質含量のものは販売が難しくなった。
リポキシゲナーゼ     ビール中の脂質を酸化させ、ダンボール臭と呼ばれる不快臭の発生や泡持ち低下の原因となる酵素
大麦縞萎縮病     大麦の最も重要な病害。現在、その原因ウイルスは系統分化しており、Ⅰ~Ⅴ型まで見つかっている。抵抗性を持たない品種では、罹病すると著しく収量や品質が低下する。
戻し交配     交配で作った雑種に対して、最初の親のうち片方を再び交配すること。ある生物の持つ特性を、その特性を持たせたい別の生物に取り込ませるために行われる交配。複数回続けて行う場合、全体を連続戻し交配という。

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