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更新日:2010年11月30日

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日光の路面電車

明治39年(西暦1906年)日光電気精銅所(現古河電工)が設置されてから日光は観光と工業の町として飛躍的に発展を遂げた。明治43年、日光から岩の鼻間に銅の輸送を目的として路面電車が運転を開始した。しかし、これが観光客にも利用され、当時観光収入に頼っていた人力車夫は「営業妨害だ」と強く設置を反対したという。大正2年(西暦1913年)には馬返しまで延長され、電車を乗り継いでいろは坂の登り口まで行けるようになり、順調に経営利益を伸ばした。

しかし、昭和29年にいろは坂が自動車道として全面改修され、その後自動車の普及により急速に経営が悪化し、ついに昭和43年人々に惜しまれながら廃止されてしまった。

天皇皇后両陛下が日光に行幸啓された際、第二次世界大戦に旧田母沢御用邸に疎開された時のことを思い出され、この路面電車の音を懐かしむご様子だったそうである。

昭和43年に人々に惜しまれながら廃止されてしまった「路面電車」左に見えるのが国道119号の日光橋

 

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