栃木県地域新エネルギービジョン

新エネルギーの概要

風力発電

 風力発電 システムは、自然エネルギーである風力エネルギーを風車により回転エネルギーに変換し、発電機を回して電気エネルギーを作り出すシステムです。風力発電の特徴は、発電をする際に二酸化炭素等の環境汚染物質を排出しないクリーンなエネルギーであるということ、風力という再生可能エネルギーを利用するため、エネルギー資源が無尽蔵であることなどがあげられます。

(システムのメリット)

  • ランニングコストが比較的安い。

  • 発電の際、CO2 、SOx、NOxなどが発生しない。

  • 比較的小さい容量(数百W〜数百kW)から大容量(500kW〜1,000kW)まで発電が可能。

  • 電力会社の系統に連系し、売電することも可能。

(システムの課題)

  • 採算性を考えると、風車の設置高さ(30m〜40m)で年平均風速が6m/s以上の場所を選定する必要がある。

  • 大型システムの導入を検討する場合、機器の搬入のため、大型車両が通行できる道路が整備されている場所を選定する必要がある。

  • 電力を供給するための送電線が近くにある場所を選定する必要がある。

  • 周辺地域に電波障害が発生する可能性がある。