栃木県地域新エネルギービジョン

新エネルギーの概要

廃棄物エネルギー(廃棄物発電)

 廃棄物発電は、廃棄物焼却に伴い発生する高温燃焼ガスにより、ボイラーで蒸気を作り、蒸気タービンで発電機を回すことにより発電するシステムです。発電した電力の一部は、電力会社に売電することも可能です。1日当たり150〜200トン以上の廃棄物を焼却する全連続炉であれば廃棄物発電の導入が可能と言われています。また、廃棄物発電に都市ガスや灯油などを燃料としたガスタービン発電機を併設し、このガスタービンの排熱を利用して焼却炉ボイラーで発生した蒸気をさらに高温に過熱することにより蒸気タービンの出力を増加させ、ガスタービンによる発電量の増加と合わせて総合発電効率を向上させるスーパーごみ発電の導入も進んでいます。

(システムのメリット)

  • 導入コストは、火力発電に比べて1〜1.5倍と比較的安い。

  • スーパーごみ発電では、23〜35%という一般的なごみ発電と比べて高い発電効率が達成可能。

(システムの課題)

  • 廃棄物発電を行う場合は、大規模な処理施設が必要となる。