栃木県地域新エネルギービジョン

新エネルギーの概要

廃棄物エネルギー(廃棄物燃料製造)

 廃棄物燃料製造とは、廃棄物(再生資源)を原材料として燃料を製造することで、代表的なものとしては、RDF(廃棄物固形化燃料)製造、廃プラスチック油化等があります。これらの廃棄物燃料は、発電や熱利用の燃料として利用されます。また、最近では廃棄物を圧縮したのち溶融し、その溶融物から発生するガスを精製して清浄な合成ガスとして回収する技術(サーモセレクト方式)も開発されています。精製されたガスは、ガス発電や工業用燃料等として活用が可能です。

(システムのメリット)

  • 可燃性廃棄物の固形化、廃プラスチック油化等により、運搬等が可能となり、廃棄物利用の範囲が拡大するとともに、単位体積当たりの熱量も増加し、より効率の高いエネルギー利用が可能となる。

  • RDF化により廃棄物の臭気を抑えることが可能となる。

  • 単純焼却より高い燃焼温度が得られ、燃焼が安定していることから、ダイオキシン対策としても有効である。

(システムの課題)

  • RDFは、燃料としての品質管理が必要とされる。