栃木県地域新エネルギービジョン

新エネルギーの概要

燃料電池

 燃料電池 は、天然ガス、メタン等の燃料を改質して得られた水素と大気中の酸素とを電気化学的に反応させることによって電気を発生させるシステムです。現在、開発が進められているのが、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型、固体高分子型の4種類です。燃料には、天然ガス、メタノール、LPG、ナフサ、灯油、石炭ガス化ガスなど様々なものが使用可能です。

(システムのメリット)

  • 発電効率が40〜60%と非常に高く、発電の際に発生する熱を利用することにより、80%程度の総合エネルギー効率が期待できる。

  • タービン、発電機等の大型回転部がないことから騒音、振動がほとんど発生しない。

  • 発電の際、CO2、SOx、NOxなどがほとんど発生しない。

  • 出力規模が自由に設定できる。

(システムの課題)

  • システムの長期信頼性の確保やコンパクト化など一層の技術開発が必要である。