栃木県 水環境保全計画 Water Environment Preservation Plan

資料編

1 策定経過
2 策定体制
3 栃木県環境審議会

 (1)諮問
 (2)答申
 (3)栃木県環境審議会委員名簿
4 「とちぎの水環境を考える」シンポジウム
 (1)開催日及び場所
 (2)内容
5 アンケート調査
 (1)県民
 (2)事業者
 (3)民間団体
 (4)市町村
6 パブリック・コメントの実施


策定経過

平成14年 1月22日 栃木県環境審議会(諮問)
4月7日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第1回)
7月1日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第2回)
9〜12月 水環境に関するアンケート調査
(県民:3,000人、事業者:500社、民間団体:65団体)
平成15年 1月17日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第3回)
2月3日 栃木県環境審議会(経過報告)
2月8,11,16日 とちぎの水環境を考えるシンポジウム(足利市、宇都宮市、大田原市)
5月28日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第4回)
7月16日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第5回)
8月21日 栃木県環境審議会(中間報告)
9月1日 パブリック・コメント実施(9月30日まで)
10月23日 栃木県環境審議会水環境保全計画専門委員会議(第6回)
平成16年 2月9日 栃木県環境審議会(答申)
3月11日 栃木県環境政策調整委員会(計画決定)

 

策定体制

栃木県環境審議会

(1)諮問(平成14年1月22日)

環管第313号
栃木県環境審議会

 「栃木県水環境保全計画(仮称)」を策定するに当たり、当該計画の基本的事項のあり方について、貴審議会の意見を求めます。

  平成14年1月22日
                                        栃木県知事 福 田 昭 夫

諮問理由書

 本県の水環境は、豊かな森林の水源かん養機能や河川・湖沼・地下水を対象にした水質汚濁防止対策及び河川工事等の様々な施策により、ほぼ良好に保持されています。
 しかし、都市部の中小河川では、家庭からの生活排水や工場・事業場からの排水によって水質が悪化しているところもあります。
 また、本県の豊かな自然環境は、県民が必要とする水の大部分を供給する水源となっており、水環境を保全することは重要な課題です。
 さらに、現在、生活排水などの水質対策のほか、水辺環境の確保や水の循環機能の確保等良好な水環境を積極的に維持・回復するための行政ニーズが高まっています。
 今後、水の合理的な利用を推進し、水循環や水質、湧水の保全・再生、水辺の生きものまでを含めた水環境を総合的に保全し、次世代に引き継いでいくことが必要です。
 このため県では、「栃木県水環境保全計画(仮称)」を策定して、地表水、地下水を一体としてとらえるとともに、森林・農村・都市からなる河川の流域を単位として、水環境保全に関連する施策を総合的・体系的に展開することとしました。
 今回「栃木県水環境保全計画(仮称)」を策定するに当たり、本計画はいかにあるべきかについて調査審議願います。

(2)答申(平成16年2月9日)

                           平成16年2月9日

 栃木県知事 福 田 昭 夫 様

                                             栃木県環境審議会
                                             会長 栗 山 光 央 

   栃木県水環境保全計画(仮称)の基本的なあり方について(答申)

 平成14年1月22日付けで諮問を受けた「栃木県水環境保全計画(仮称)の基本的なあり方」について、当審議会は、慎重に調査審議した結果、別添のとおりとすることが適当であると考えるので、その旨答申する。

(3)栃木県環境審議会委員名簿(答申時 五十音順 敬称略)

○ 委員  
  赤 塚 朋 子 宇都宮大学教育学部助教授
  植 木 誠 也 栃木県町村会副会長(塩谷町長)
  大 木 一 俊 栃木県弁護士会人権公害委員会委員長
  大 原 智 子 自治医科大学講師
  皆 藤 美 實 栃木県医師会副会長
  梶   克 之 栃木県漁業協同組合連合会代表理事会長

(会長)

栗 山 光 央 宇都宮大学名誉教授
  黒 内 和 男 下野新聞社総務局長
  黒 子 富美恵 翻訳家(公募)
  伍 井 邦 夫 日本労働組合総連合会栃木県連合会会長
  島 田 文 男 栃木県議会議員
  関 沢 信 夫 栃木県経営者協会副会長
  田 中 俊 一 栃木県商工会連合会会長
  田 中   広 エコライフネットワーク「とちぎ」副代表
(副会長) 中 川 三 朗 足利工業大学工学部教授
  中 村 節 子 行政相談員
  梨 本 裕 子 前帝京大学教授
  沼 部 和 弘 栃木県土地改良事業団体連合会専務理事
  原 田 いづみ 弁護士(公募) 
  早 川 尚 秀 栃木県議会議員
  広 田 肇一郎 栃木県農業会議事務局長
  福 田 富 一 栃木県市長会会長 (宇都宮市長)
  福 田 正 治 栃木県森林組合連合会代表理事専務
  古 郡 スミ子 前栃木県社会教育委員
  宮 田 富美井 栃木県女性団体連絡協議会副会長 
  村 井 美江子 栃木県薬剤師会常務理事
  安 場   博 環境・経営コンサルタント(公募)
  横 山 節 子 日光パークボランティア
  吉 田   紘 宇都宮大学教育学部教授
  和 田 佐英子 那須大学都市経済学部助教授
     
○ 特別委員  
  青 山 俊 行 関東地方整備局河川部長
  越後屋 治 彦 関東東北鉱山保安監督部関東支部長
  中 川 泰 治 関東農政局生産経営部長
  小 林 利 典 関東経済産業局産業企画部長
     
○ 水環境保全計画専門委員会議構成員
  青 木 章 彦 作新学院大学女子短期大学部助教授
  青 柳 みどり  国立環境研究所主任研究員
  池 田 裕 一 宇都宮大学工学部助教授
  後 藤   章  宇都宮大学農学部教授
  谷 本   夫 宇都宮大学農学部教授
  中 川 三 朗 足利工業大学工学部教授

(座長)

水 谷 正 一 宇都宮大学農学部教授
  三 橋 伸 夫 宇都宮大学工学部教授

「とちぎの水環境を考える」シンポジウム

 計画の基本的なあり方や計画に対する期待などについて県民の意見を聞くため、3つの流域ごとに「『とちぎの水環境を考える』シンポジウム」を開催しました。

(1)開催日及び場所

○ 渡良瀬川流域(県南地区)

     開催日:平成15年2月8日
     会 場:栃木県県南地域地場産業振興センター(足利市)

○ 鬼怒川・小貝川流域(県央地区)

     開催日:平成15年2月11日
     会 場:プラザイン・くろかみ(宇都宮市)

○ 那珂川流域(県北地区)

     開催日:平成15年2月16日
     会 場:ふれあいの丘シャトーエスポワール(大田原市)

(2)内容

○ 第1部 「栃木県水環境保全計画(仮称)」の策定について

     栃木県生活環境部環境政策課

○ 第2部 パネルディスカッション

     コーディネーター   水谷 正一 宇都宮大学教授

     パネリスト 
     ・渡良瀬川流域(県南地区)
       新藤 義二  矢場川に清流を取り戻す会会長
       大島 由臣  足利市立葉鹿小学校教諭(公募)
       小林 進一  コマツ小山工場
       高岩 秀文  藤岡町環境保険課長
     ・鬼怒川・小貝川流域(県央地区)
       中茎 元一  メダカ里親の会
       葛谷 理子  栃木の水を守る連絡協議会代表(公募)
       竹内 敏彦  キリンビール(株)栃木工場副工場長兼環境室長
       高橋 悟   宇都宮市環境部環境保全課長
     ・那珂川流域(県北地区)
       藤間 茂子  茂木の川をきれいにする婦人の会会長
       伊藤 敏夫  (株)栃木ニコン経営管理部副ゼネラルマネジャー兼工務課長
       市場 昌隆  大田原市民生部生活課長

(敬称略)

アンケート調査

(1)県民

 県民の水環境に関する意識、満足度等を把握するため、平成14年9〜10月、無作為に抽出した20歳以上の県民3,000人に対し、アンケート調査を実施しました。

(2)事業者

 事業者の水環境に関する意識や水環境保全に関する取組を把握するため、平成14年9〜10月、水質汚濁防止法及び栃木県公害防止条例に基づく特定事業場500社に対し、アンケート調査を実施しました。

(3)民間団体

 民間団体の水環境に関する意識や水環境保全に関する取組を把握するため、平成14年11〜12月、県内の民間団体65団体に対し、アンケート調査を実施しました。

(4)市町村

 市町村の水環境保全に関する取組や抱えている課題などを把握するため、平成14年9〜10月、49市町村に対し、アンケート調査を実施しました。また、平成15年9月、「栃木県水環境保全計画(仮称)の基本的なあり方(中間とりまとめ)」に対する意見を照会しました。

パブリック・コメントの実施

 栃木県環境審議会が、「栃木県水環境保全計画(仮称)の基本的なあり方(中間とりまとめ)」に対する意見募集を行った結果、15名の方から計96件のご意見等をいただきました。

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