フォトとちぎ2012夏号
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世界一を目指す研究開発助成事業検索世界一しか目指してはいけない 今ある技術を、さらに進めようということが多くの研究・開発の目的になります。すべての研究は、現状を把握した上で、それをさらにもう一歩進めようということですから、これはもうすでに世界一を目指しているということになります。若い研究者たちには、そのことを強く意識してほしいのです。研究者が、世界一を目指すということは当たり前のことで、研究者が目指すものは常に世界一。世界一しか目指してはいけないと、常に思っています。ある程度の年齢に達しても、研究は続けられます。しかし、若い時にこそ、世界一を目指すという意欲が大切です。発見や発明の喜び、この醍醐味を味わうと、研究・開発という仕事がさらに面白くなります。必ずしも品質的に高いものだけが世界一はではありません。たとえば世界一の低コストを目指すことも、世界一の研究なのです。マニー㈱執行役会長松まつ谷たに 貫かん司じさん今年度助成を受ける若手研究者(右)に事業の趣旨や手続き方法などについて説明する栃木県産業振興センターの担当者(左)栃木県産業振興センター問い合わせ(公財)栃木県産業振興センター研究交流課栃木県宇都宮市刈沼町369−1とちぎ産業創造プラザ内電話028−670−2602フォトとちぎ2012夏15

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