トップへ総合くらし・環境教育・文化・スポーツしごと・産業ご意見・募集とちぎを楽しむ救急医療防災
県政Q&A 相談窓口 部局別検索 電子申請・届出等 施設ガイド リンク サイトマップ Google
     
くらし・環境 > 自然環境 > とちぎの自然環境 > レッドデータブックとちぎ > 常緑広葉高木林
検索結果詳細

検索アイコン 亜高山針葉高木林

【情報件数】
10件
【群落】
オオシラビソ群落3件、カラマツ群落1件、コメツガ群落4件、シラビソ群落2件
【選定理由】
A、B
【カテゴリー区分(保全状態)】
劣悪4件、不良1件、やや不良1件、良好4件、
【写真】
亜高山針葉高木林
日光金精峠群馬県側より日光白根山と亜高山帯針葉高木林
【市町村】
日光市、黒磯市、栗山村、足尾町、藤原町、塩原町
【主な群落とその特徴】
 標高約1,600m以上の亜高山帯に分布する自然植生で、垂直分布では同帯下部(標高1,600〜2,000(〜2,200)m)にコメツ ガ群落、同帯上部(標高2,000〜2,200m以上)にシラビソ群落、オオシラビソ群落が分布する。カラマツ群落は比較的大き な疎開跡地に一斉に進入した個体から成立する場合が多い。那須火山では分布が限られるが、大佐飛山地、高原火山、日光 火山・帝釈山地(女峰山、帝釈山(日光)、男体山、温泉ヶ岳、日光白根山、鬼怒沼山、帝釈山(栗山)、田代山)、足尾山地で は比較的広く分布する。林床植生はチシマザサ、クマイザサを主とするササ型で被われる場所がコケ型林床より多い。いず れの群落もそれぞれの山地・火山の上部に位置するため風倒害などの自然撹乱の影響が大きい。
【県内の現状と保全上の問題点】
 群落の選定理由は、A)原生的な群落はすべての群落で、B)特殊立地に成立する群落はカラマツ群落がそれぞれとりあ げられている。いずれの群落も国有林・日光国立公園内にあるが、かつては部分的に抜き伐りなどの木材生産が行われ、そ の作業跡地の一部はいまだ更新未完了な場所である。将来にわたってA)原生的な群落として保護される必要がある。1982 年8月の台風は奥日光・奥鬼怒の亜高山帯針葉樹林帯に大きな風倒被害をもたらし、温泉ヶ岳周辺の集団枯死の縞枯れの主要 因と考えられる。亜高山帯針葉高木群落内に開設された峰越え道路(金精道路、塩那スカイライン)では、道路開設時の支 障木伐採の影響が現在も残り、枯死状態のままで部分的に更新未完了な場所である。
【参考文献】
福田廣一・金沢秋宏 2002  奥那須地域の自然林 栃木県自然環境調査研究会(植物群落)部会(編) 栃木県自然環境基礎調査 とちぎの植生(植物群落) 栃木県林務部自然環境課 宇都宮 p.49-60
長谷川順一 1982 栃木県の植生と花 栃の葉書房 鹿沼
薄井宏 1972 植生 栃木県の動物と植物編纂委員会(編) 栃木県の動物と植物 下野新聞社 宇都宮 p.7-28
【執筆者】
大久保達弘
■ 栃木県庁 〒320-8501 栃木県宇都宮市塙田1-1-20
All Rights Reserved,Copyright(C)2000.Tochigi Prefecture
各ページに掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。