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検索結果詳細

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【情報件数】
8件
【群落】
果樹園2件、スギ植林5件、ヒノキ植林1件
【選定理由】
D、E
【カテゴリー区分(保全状態)】
壊滅(極悪)1件、やや不良7件
【写真】
植林
日光杉並木
【市町村】
栃木市、茂木町、鹿沼市、大田原市、日光市、今市市、馬頭町
【主な群落とその特徴】
 この群系には果樹園、スギ植林、ヒノキ植林の3群落タイプが含まれる。  果樹園は山裾の斜面などにみられるが、群落の出現種は立地環境や管理状態により異なる。一般的に果樹園は水田や畑と いった耕作地と比較して地表部の撹乱が少ないといえる。農薬による除草や耕起など過度の撹乱がなく、定期的な草刈りと いった管理が維持されることによって、多年生草本をはじめとする多くの草本類や低木類の生育場所となりうる。 スギ植林、ヒノキ植林は県内の低山から山地にかけて広く見られる。これら植林地での出現種も果樹園と同様に立地環境 や管理状態により異なる。植林地では特に林齢や林分の管理状況の違いによる光環境の違いが林床植生に影響を与えている と考えられる。またスギ植林の中には杉並木や社叢林といった景観上、文化上重要とされる群落が含まれる。
【県内の現状と保全上の問題点】
 果樹園では、星野梅林のセツブンソウ群落と茂木町のクリ果樹園のトキホコリ群落の2件がリストアップされた。2件とも 選定理由としてD)保護上重要な植物種の生育する群落が挙げられ、保全状態は「やや不良」とされている。特に星野梅林 のセツブンソウ群落は観光名所となっていることもあり積極的な保護管理がなされている。  スギ植林、ヒノキ植林では6件の群落がリストアップされた。選定理由として、佐久山のヤマクボスゲ群落、鷲子山の希少 植物を含むスギ植林、茂木町のスハマソウを含むヒノキ植林の3件はD)保護上重要な植物種の生育する群落、石裂神社スギ 社叢林、日光杉並木のスギ、日光二社一寺スギ人工社寺林の3件はE)植栽起源ではあるがすでに巨木により構成されている 群落であり、かつ文化的価値が高い、が挙げられている。今回リストアップされた群落に限らず、植林地では間伐を怠った り、枝打ちや間伐により発生した材が放置されたりして、適切な施業が行われないことにより、林内における植物の生育環 境が悪化する恐れがある。近年では複層林施業や広葉樹との混交林への移行を促進する動きが見られることから、これらの 施業により植林地が適切に管理されるとともに、立地環境に応じた植物が生育できる環境となることが期待される。日光杉 並木のスギは樹齢350年以上、総延長37kmに及ぶ並木として景観上、文化上重要であるとともに、杉並木の並木敷はさまざま な植物の生育立地としても機能している。杉並木はこれまでにも多くの保護対策がなされてはいるが、杉並木の老化が急速 に進んでいること、車の交通量増加に対するスギへの影響が懸念されること、十分な並木敷幅が確保されていないなど、今 後の対策が必要とされる問題も多い。
【参考文献】
今市の自然を知る会(編) 1989 日光杉並木街道の植物 今市市歴史民族資料館 今市
作新学院高等部社会研究部(編) 2001 日光杉並木の研究 作新学院高等部社会研究部 宇都宮
【執筆者】
石原和代
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