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【和名】
コバンムシ
【学名】
Ilycoris exclamationis
【目】
カメムシ目
【科名】
コバンムシ科
【写真】
コバンムシ
栃木県今市市
【RDBカテゴリー(栃木県)】
絶滅危惧I類(Aランク)
【RDBカテゴリー(環境省)】
準絶滅危惧
【分布域】
分布域
【選定理由】
 環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)とされている。分布が局地的で、生息環境が限られ、個体数が少ない。
【形態と生態】
 体長11.5〜13.5mm。体形は小判形で、生きている時の頭部、前胸背板、小楯板および前翅の基部は光沢のある緑色。死後はこの色が黄色く変色する。頭部は幅広い。前脚は餌の捕獲のために用いられ、腿節は太く、脛節は細く、 節は1節からなり爪状で先端が鋭くとがる。中・後脚は遊泳用で脛節、 節には長い毛の列と太い刺毛がある。
 日中は溶存酸素量の多い水面近くの水草の影に潜んでいて、夜間活発に活動する。溶存酸素を利用する能力を持つ。小魚や小昆虫を捕まえて体液を吸う。5月〜8月にヒシの浮嚢などの組織内に卵を産み付ける。
【生息環境】
 抽水植物やヒシ、ヒルムシロなどの浮葉植物の多い池沼に生息する。
【分布状況】
 日本(本州、九州)と中国に分布する。栃木県では今市市だけから記録されている。
【生存への脅威】
 池の水質汚染、富栄養化による水中の溶存酸素量の低下。浮葉植物が無くなるなどの植生環境の悪化。池沼・湿地開発。
【特記事項】
 埼玉県(絶滅危惧II類)、福島県(未評価)。
【執筆者】
 香川清彦
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