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【和名】
チャイロスズメバチ
【学名】
Vespa dybowskii
【目】
ハチ目
【科名】
スズメバチ科
【写真】
チャイロスズメバチ
栃木県栗山村 撮影:中村和夫
【RDBカテゴリー(栃木県)】
準絶滅危惧(Cランク)
【RDBカテゴリー(環境省)】
【分布域】
分布域
【選定理由】
 社会性の寄生種で特殊な生態をもち、限られた地域でわずかに発見される種類。
【形態と生態】
 体長は女王で約30.0mm、働きバチで17.0〜24.0mm、雄で26.0mmと中型のスズメバチに属する。腹部に斑紋が無くほぼ一様に茶褐黒色なので、有紋の他種スズメバチとは野外でも一見して区別できる。
 社会性ハチ類だが、女王はモンスズメバチ、時にキイロスズメバチなど他種の巣に侵入し、宿主の女王を殺して巣を乗っ取る。やがては宿主の働きバチに育てられた働きバチを含めて、全ての個体が寄生者からなる集団となる。宿主への依存は一時的だがチャイロスズメバチ自身は造巣能力を持たない「絶対的一時寄生者」と見なされる。ノブドウ、ヤブガラシの花を訪れ、スズメバチ防除トラップや日本酒へ飛来することがある。
【生息環境】
 山地の林内に生息する。営巣は樹洞や地下などだが、時に建造物の壁内にも入り込む。
【分布状況】
 東シベリアから朝鮮半島、中国、タイ、ビルマと広く分布する。国内では北海道から本州中部まで分布するが、各地で生息地は限られ個体数も少ない。栃木県内では1948年5月大田原での記録(高校教室内)が平地では唯一の確認例で、栗山村の山地で稀に発見されるに過ぎない。
【生存への脅威】
 宿主と寄生者の平衡を含む複雑で多様な自然環境が各地で失われ、本種の存続も脅かされている。
【特記事項】
 埼玉県(絶滅危惧II類)、群馬県(注目)。
【執筆者】
 中村和夫
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