以前から市街地で商店を経営する矢崎さん

 矢崎さんの住む街でも旧来の街が抱えるドーナツ化現象などの問題に頭を痛めていました。しかし、新都市開発の計画が、既存都市の再開発を念頭においたものでもあるため、活性化実行組織を結成し、検討を始めました。

 高齢化や少子化などの問題に対処する視点から、仲間達と研究し、いくつかのユニークな方策をみつけ、にぎわいとゆとり、趣の空間造りを行いました。アミューズメント施設もできて、豊かな賑わいを創造し、さらに安定させることに成功しました。

 矢崎さんたち地元商店の人達は、大型店との競合は依然としてあるものの、小売店としての対応を考え、共同化とネットワーク化の仕組みの中から、仕入れから販売に至るまで、新しい商いの輪を造りだしました。
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