獵 栃木・福島地域の特徴と課題
国会等移転審議会では、「栃木・福島地域」の特徴と課題を次のように示しています。
 栃木・福島地域は、東北新幹線及び東北自動車道の東北軸に沿い、国土を横断する幹線軸である北関東自動車道と磐越自動車道の間に位置し、これらを経由して、東京や仙台のほか、日本海側、西日本地域等との連携が可能な位置にある。東京との連携に優れ、移転期間中に東京と新都市に首都機能が分立する状態にも弾力的に対応しやすい。

 この地域は、那須野ケ原を中心とする栃木地域と福島空港を有する福島地域の特徴を生かすため一体的にとらえたものであり、双方の長所を併せ持つ。

 自然環境と共生しやすく、景観や地形に優れ、広大な国公有地の活用が期待される。また、地震に対する安全性も高く、東京圏に大規模地震が発生した場合、応急体制を早期に確立するには現実的な地域である。

 一方、福島空港には近いものの、海外との交通には新東京国際空港の利用が不可欠となる。また、周辺における都市機能の集積が十分でないことから、生活と業務の両面で新都市を支える機能を充実させることが求められる。


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