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国会等移転実現県民大会 大会アピール

 現在の日本は、暗雲のようにたれ込めた閉塞感に覆われ、活力を失い、私たち国民は、明るい将来を見通せないでいる。
 国会等の移転は、我が国を覆う閉塞感という重い扉を開き、明るく希望に満ちた未来を切り開こうとする、極めて重要な国家プロジェクトである。21世紀にふさわしい価値観に基づいた、新しい政治・行政・経済システムや社会システムを構築し、国民が見失いつつある我が国のアイデンティティを確立していくための重要な契機となるものである。

 平成2年の衆参両院による国会決議以来、10有余年が経過し、国会等移転の意義そのものにさえ、疑問を呈する動きも見られる。
 しかし、国政全般の改革の契機、東京一極集中の是正、そして、災害対応力の強化という意義は、いささかも失われてはいない。特に、大規模地震による災害や、テロ等に対する危機管理能力の強化は、もはや一刻の猶予も許されない緊急の課題である。

 「栃木・福島地域」は、国会等移転審議会の客観的かつ公正な審議の結果、最高の評価を得た、最も移転先地としてふさわしい地域である。国会等移転の3つの意義、目的を達成することはもちろん、我が国が国際社会に貢献していくために、世界の範となるモデル的な新都市を創り、育てていくことができる地域である。
 特に、首都東京との連携が容易で、かつ、地震等による東京圏との同時被災の可能性が極めて低い「栃木・福島地域」への国会等の移転によってこそ、我が国の緊急課題である危機管理の強化を早期に実現することができるものである。

 今まさに、決断すべき時である。
 ここに、私たちは、まずは国会に対して、国会等移転審議会の評価を尊重し、「栃木・福島地域」を移転先候補地として決定することを強く要請するとともに、早期の国会等の移転実現を政府、国民に訴えるものである。

 平成14年4月26日

栃木県国会等移転促進県民会議 



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