医薬品づくりの新しいステージをめざして
H17子育てにやさしい事業所表彰:財団法人 とちぎ青少年こども財団会長賞
育児休業者職場復帰プログラム実施奨励金
2008年10月1日 田辺三菱製薬工場株式会社設立
従業員数 238名(男性120名・女性118名)[足利工場]
事業内容 医薬品製造業
田辺三菱製薬工場株式会社は、2008年10月1日、MPテクノファーマ株式会社と山口田辺製薬株式会社が合併して誕生しました。現在、製剤の製造から、分析、製剤開発など幅広い分野で医薬品の受託業務を展開しています。
Q.取り組みまでの経緯についてお聞かせください。
A. 会社にとって、社員が結婚、出産を機に退職してしまうことは、これまで育ててきた優秀な人材の損失となります。ですから、平成4年に育児休業法が施行されると同時に育児休業制度を取り入れ、平成6年から平成14年まで財団法人21世紀職業財団の職場復帰プログラム実施奨励金制度を活用しながら進めてきました。現在までに22名の方が取得しており、育児を理由に退職する社員もいません。
Q.具体的にどのような制度がありますか。
A. 子供が1歳6ヶ月になるまで、無条件で取得できる育児休業制度や、復職した後には、小学校就学前まで利用できる短時間勤務制度があります。また、子供の看護のために、3日間は有給、2日間は無休となりますが、合計5日間休むことができる看護休暇制度があります。その他、年休については、通常の年休(繰り越し分と合わせて最大40日)とは別に、40日間を限度に繰り越し分を越えて失効する年休を積立てることができる失効年休積立制度もあります。療養のための利用に限定されますが、本人はもちろん家族の療養にも利用できます。それぞれの状況に応じ取得しやすい制度となっています。
Q.その他どのような支援を行っていますか。
A. 休暇に入る前には、復帰しやすい制度の内容となっていることや各種手続きをマニュアル化し申請も簡単にできることを説明しています。また、休業中も社内報を送るなどの情報提供をすることにより、会社とのつながりを持たせ、孤独に陥ることなく安心して子育てに専念できるようにしています。さらに、復帰は原職とし、スムーズに職場復帰ができるよう教育訓練も行っています。
Q. これからの課題についてお聞かせください。
A. 少子高齢化を迎え、労働力人口が減少するなか、労働力の確保そして定着を図ることが課題となってきますので、女性労働者の活用はますます重要性を増してくることと思います。これからも、労働者のメリットを会社全体のこととして受け入れ、良い制度は積極的に定着させていきたいと思います。そして、男性も積極的に子育てに関わっていけるような職場環境づくりを目指していきたいと思います。
利用者から一言・・・
「出産から育児休業、そして職場復帰」ということが職場全体で受け入れられていましたので、何の不安もなく育児休業を取得することができました。仕事と子育ての両立ができる体制が整えられ、利用しやすい職場環境になっていますので、安心して仕事を続けていくことができます。従業員を大切にしてくださる会社に大変感謝しています。
(取材:足利労政事務所)