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ブナの葉     馬頭最終処分場
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◆適地性判断のための環境影響評価(環境アセスメント)

1 目的と概要

 適地性判断のための環境影響評価は、馬頭最終処分場の候補地の馬頭町備中沢地区において、将来にわたって安全で環境保全に配慮した最終処分場の設置が可能かどうか、候補地の適地性について環境面からの判断材料を得ることを目的として、平成14年2月から平成15年12月までの間実施したものです。 

2 調査、予測・評価の流れ

 この環境影響評価では、まず、候補地やその周辺の現況調査により、地域の環境情報を収集し、また、環境影響を予測するために必要な基本条件として最終処分場の規模や配置等を想定しました。

 そのうえで、「施設の設置・維持管理への重大な影響の有無」、「環境保全上の重大な影響の回避・低減の可否」の観点から、最終処分場を設置した場合の影響を予測・評価し、環境影響評価書を取りまとめました。

 評価書の取りまとめに当たっては、その案の段階で、住民説明会や評価書(案)の縦覧により、馬頭町民の皆さんからご意見をいただきました。

 県では、馬頭町民の皆さんからいただいた意見や専門家の意見を踏まえて検討を行い、環境影響評価書を決定しました。

3 環境影響評価

 環境影響評価は、「地形・地質」、「地盤」、「水象」、「水質」、「植物」、「動物」、「生態系」、「景観」、「人と自然のふれあい活動の場」、「大気質」、「騒音」、「振動」、「悪臭」、「土壌」の14項目について、「施設の設置・維持管理への重大な影響の有無」、「環境保全上の重大な影響の回避・低減の可否」の観点から予測・評価を行い、すべての項目において評価目標を満足できると評価しました。

 また、最終処分場の設置は、土地の改変や処理水の放流を伴い、候補地内の動植物や河川の水象などに影響を及ぼすおそれがあるため、これらの保全対策が必要となりますが、十分に対応可能であると判断しました。
  (資料)各項目ごとの現況調査結果、評価目標、予測・評価 PDF(3,086kb)
  (資料)いただいた意見と県の見解 PDF(6,523kb)

4 適地性の判断

 環境影響評価をもとに、候補地の適地性を環境面から検討した結果、候補地は、「活断層や不安定地形、軟弱地盤等は存在しないこと」、「地質は凝灰岩類で安定した地盤であること」に加え、「騒音などの生活環境や動植物などの自然環境の一部には保全対策が必要なものもあるが対応は十分可能であること」から、管理型最終処分場の設置を回避しなければならない重要な要素は存在せず、処分場の設置が可能な場所であると判断しました。

 また、併せて実施した馬頭町の上水道水源調査の結果、候補地の地下水と上水道水源の地下水とは別の地下水であると考えられ、安全性を確保できると判断しました。

  (資料)上水道水源調査の結果 PDF(1,557kb)


「馬頭最終処分場」に関するお問い合わせ先

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20
 栃木県 環境森林部     
     馬頭処分場整備室
TEL 028-623-3227 FAX 028-623-3182
E-mail bato@pref.tochigi.lg.jp