重要なお知らせ
2022年8月23日発表
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令和4(2022)年8月23日、鹿沼市内においてウメの木2本に、特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害が確認されましたので、お知らせします。
・県が実施しているクビアカツヤカミキリの侵入を早期に発見するための生息範囲確認調査の中で発見されました。
・県内では、これまでに宇都宮市、足利市、栃木市、佐野市、小山市、壬生町、野木町で被害が確認されており、鹿沼市で8市町目となります。
・当該樹木は被害拡散防止対策を実施予定です。
・県と市町で周辺の被害調査を実施、同種による新たな被害を発見した場合は、必要な対策に取り組んで参ります。
【参考】
1 クビアカツヤカミキリの被害の特徴
幼虫が、モモ、スモモ、サクラ、ウメなどの樹木に寄生し、木の内部を食い荒らして、最終的には枯らしてしまいます。
2 クビアカツヤカミキリの生態
幼虫は、樹木内で主に4~10月頃に活発に木を食害し、樹皮の外に大量の細長いフラス(木くずと糞の混ざったもの)を排出しながら、2~3年過ごし、6~8月頃に2.5~4㎝程度の成虫になります。
3 防除対策
(1)被害の拡散を防止するためには、伐採が最も有効な対策です。
(2)薬剤により木の内部の幼虫を駆除する方法もあります。
(3)羽化した成虫の分散防止及び新たな産卵防止のため、樹幹部にネットを巻き付け、定期的に見回って成虫を見つけたら捕殺します。
※クビアカツヤカミキリはなぜ問題か
日本にもともと生息しているカミキリムシ(在来種)も樹木に被害を及ぼすことがありますが、同種は在来種よりも繁殖力が強い(在来種の約3倍の産卵能力を持つ)ため、数年で木を枯死させる等より深刻な被害となります。
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自然環境課 自然保護担当
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