食中毒の発生について

令和5（2023）年1月20日（金曜日）午前9時頃、栃木市内の医療機関から県南健康福祉センター（県南保健所）に「栃木市内の介護老人保健施設（以下「施設」という。）において、複数の入所者が下痢や嘔吐などの症状を呈している。」との通報があったため、同センターで調査を開始した。

調査の結果、1月17日（火曜日）から18日（水曜日）までに施設において調理され、提供された食事を喫食した複数の入所者等が、下痢、嘔吐、発熱等の食中毒症状を呈していることが判明した。

発症者と調理従事者の便からは、ロタウイルスが検出され、発症者の症状はロタウイルスによるものと一致していることや、患者の発症状況が一峰性で時間的に集積性が認められること、診察した医師から食中毒患者届出票が提出されたことから、本日、同センターは当該施設で提供された食事を原因とするロタウイルスによる食中毒と断定した。

　なお、現時点で、調査対象者数92名のうち、発症者数28名（死亡者1名含む）が確認されている。

◎食品関係事業者等食品を取り扱う方は、特に次の点に注意し、ロタウイルス食中毒を予防しましょう！

（別添リーフレット参照）

適切な手洗いの励行（トイレ使用後や調理前等、石けんでこまめに手を洗う）

健康管理の徹底（下痢、嘔吐等の症状がある場合には、調理に従事しない）

調理器具等の適切な消毒（煮沸や次亜塩素酸ナトリウム液などによる消毒を実施）　など