重要なお知らせ
更新日:2020年10月30日
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食料自給率が低い日本では、輸入食品が国民の食生活を支えているのが現状です。この輸入食品の安全性を確保するべく、事業者は日々どのような管理を行い、一方、行政はどのような対応を行っているのか、皆さんで情報共有しながら考える機会としていただきたく、県民を対象にした「食の安全に関するリスクコミュニケーションin県庁」を開催しました。
今年度のテーマは「日本の食卓を支える輸入食品」でした。
開催日時:令和2(2020)年10月8日(木曜日)13時30分から15時30分
講演(報告)内容:
行政の取組「輸入食品の安全性確保に関する取り組み」栃木県保健福祉生活衛生課食品安全推進班長 岡村好則
事業者の取組「輸入原材料と食品安全の取組」フタバ食品株式会社 常務取締役 品質管理部長 齋藤貞大氏
意見交換及び質疑応答(パネルディスカッション)
コーディネーター・自治医科大学教授 中村好一 氏
消費者の立場・栃木県生活協同組合連合会 専務理事 中田和良 氏
事業者の立場・フタバ食品株式会社 常務取締役 品質管理部長 齋藤貞大 氏
行政の立場・栃木県保健福祉生活衛生課食品安全推進班長 岡村好則
場所:栃木県庁 研修館 講堂(宇都宮市塙田1-1-20)
主催:栃木県・とちぎ食の安全ネットワーク
共催:宇都宮市
参加人数:56名
講演(報告)では輸入食品に対する取組について、県庁生活衛生課が行政の立場として、フタバ食品株式会社様が事業者の立場として講演を行いました。
次の意見交換及び質疑応答(パネルディスカッション)では、県民(消費者)、行政、事業者による意見交換会を行いました。
県生活衛生課から「輸入食品の安全性確保に関する取組」と題して、行政の取組について講演しました。国内で流通している食品は、輸入食品においても食品衛生法の基準が適用されることにより、安全性は確保されていることを説明しました。
講演「輸入食品の安全性確保に関する取組」資料(PDF:3,055KB)
講演内容は、こちらのYouTubeを御覧ください。(前半)(外部サイトへリンク) /(後半)(外部サイトへリンク)
次に、フタバ食品株式会社の齋藤貞大常務取締役品質管理部長から「輸入原材料と食品安全の取り組み」と題して、事業者の取組についてご講演いただきました。同社の輸入原材料の取扱い方として食品安全マネージメントシステムの概要、具体的な例としてマロングラッセの原材料である栗や、アイスシャーベットの原材料であるマンゴーなどの事例について説明をいただきました。
意見交換及び質疑応答(パネルディスカッション)では、行政、事業者、消費者のそれぞれの立場から意見交換を実施しました。更に、会場からも輸入食品のポストハーベスト農薬や品質検査の頻度についてなどの質問や、リスクコミュニケーションの内容を積極的に情報発信してほしいなどのご意見をいただき、意見交換の場として大変有意義なものとなりました。
当日ご参加いただいた方には、リスクコミュニケーション終了後、アンケートにご協力いただきました。アンケートで回答いただいた感想を一部ご紹介します。
・国内で流通している食品は輸入も国産も安全性は同じということがわかりました。
・イメージだけで中国の品は危険と思っていました。知ることの大切さを学びました。
・輸入食品も国産食品も違反率はほぼ変わらないということがわかりましたが、やはりまだ輸入食品には不安が残ります。特に衛生的な面が不安です。体に害はないかもしれませんが安心して食べることはできません。
・事業者の安全に対する取組がよくわかりました。県内の会社でも大手がしっかり取り組んでいることに安心しました。
・パネルディスカッションでそれぞれの立場から語ってもらうことで、聞いたことが整理されるように感じました。
・正しい情報を得て、正しく恐れることが必要だと思いました。現代社会において、食品に限らず様々なことにこの姿勢が大切だと思いました。
・講演を聞いて納得して帰るのではなく、行政の取組、事業者の取組に目を向けていきたい。
お問い合わせ
生活衛生課 食品安全推進班
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館5階
電話番号:028-623-3114
ファックス番号:028-623-3116
Email:eisei@pref.tochigi.lg.jp