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更新日:2018年3月7日

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株式会社不二家 野木工場

~安全第一『愛』で防ごう労働災害~

 

                     外観                                                       安全顧問による巡回・点検の様子①

不二家3 不二家2

 

                    安全第一「愛」                                          安全顧問による巡回・点検の様子②

       不二家4 不二家1

企業情報 

代表者名 工場長 平井 健幸
企業所在地 下都賀郡野木町大字野木137-2
連絡先 0280-55-2131
これまでの受賞・認証歴

平成15年  4月 ISO14001認証取得

平成23年10月 安全衛生優良事業場「栃木労働局長表彰」奨励賞

平成29年10月 安全衛生優良事業場「栃木労働局長表彰」優良賞

お話

工場長  平井  健幸さん

総務・人事課  課長  伊藤  和則さん

企業概要

創業:1910年

本社  東京都文京区大塚2-15-6

野木工場設立  1971年2月

資本金:182億8014万

従業員数(野木工場)  297名  2017.10.1現在 

事業内容(野木工場)  洋菓子、焼き菓子の製造

インタビュー 

Q.具体的な取組について教えてください。

A. 具体的には下記のような取組を実施しています。

・毎日工場長が事業場内を巡視し、社員の健康状況、作業環境や作業状況を確認し必要に応じて声かけ、改善指導を行っています。また、各職場の管理監督者は日常の中で自部署の危険箇所、危険な動作を点検し是正しています。その結果を毎月の安全衛生委員会で「安全パトロールチェックリスト」に基づき報告しています。

・外部講師による「5Sセミナー」を年2回実施し、労働安全衛生に関しては、過去に発生した災害(労働災害、赤チン災害、微傷災害)のデータを基に細分化集計し、再発防止対策としてまとめ、従業員教育に活用しています。

・製造部門では毎日の朝・昼礼時に日別の安全テーマを設定した「安全唱和」を全員で唱和して作業に取りかかっています。

・安全衛生教育については、月1回の全体朝礼で他事業所を含む事故事例の紹介をするなど注意喚起に努めています。また、新規採用の社員には導入時教育に重点を置き、安全に働くためのルールの徹底、清掃・トラブルなどの非定常作業時の安全行動のありかたなどについて教育を実施しています。

・作業員への応急絆創膏の払い出しの際に作業の状況、発生場所、対象物などを詳細に記録し、災害につながる可能性に対してアセスメントを実施しています。

・安全顧問(外部に委託)、人事部、関係部門、労組本部役員と合同で安全巡回(年1回)を行い、危険箇所の洗い出しとリスク評価を基にアセスメントを実施しています。その後、社内の全工場担当者による「改善報告会」において、各工場から是正状況とリスクの再評価の結果を報告しあい、安全意識の水平展開につなげています。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A. 会社のトップが安全に関する意識が高く、「安全衛生対策が結果として生産効率を高める波及効果につながる」との思い

 から会社として安全衛生対策を積極的に行ってきました。 

Q.これまでの取組の中で、どのような課題がありましたか。また、その課題をどのように解決しましたか。

A. 経験の浅い従業員の場合には危機予知能力が不十分であり、経験の長い従業員の場合には見慣れた光景のため、危険予知に

 鈍感となっている状況が散見されました。そのため、全従業員への危険予知トレーニングとして図解等を入れた「目で見る

 危険予知」を作成し、全員が目にしやすい社員食堂に掲示しすることで能力の向上に努めています。

  また、工場内で作業を行う協力会社との安全衛生活動での連携が課題であったため、連絡協議会を設置しました。さら

 に、協力会社の従業員を含む全従業員から「ヒヤリハット」の体験談を募集することにより、当事業所内全体の事故防止対

 策に役立てています。

Q.取組の効果はいかがですか。

A. 安全顧問(外部に委託)からは大幅な災害減などの理由から従業員への安全教育の浸透効果が認められると評価されてお

 り、一歩進んで工場内の美しい動線や配置が求められるまでに至っています。

  また、大幅な災害減により、災害の対応業務が減ったことや、工場内での作業動線や配置の工夫などにより、工場全体の

 生産効率が高まってきていると感じています。

Q.これからの課題等がありましたらお聞かせください。

A. 取組がマンネリ化することにより危険箇所の見逃しなどが発生しないよう、より一層の継続した安全教育が課題と考えて

 います。また、世代交代によりこれまで蓄えられてきた安全衛生に関する知識をいかに伝承するかということや、危機意識

 の維持向上にむけた教育方法をどうするか、が課題となっています。

企業から一言・・・

 「安全対策にやりすぎは無い」と言われますが、その点では私たちの安全衛生活動は、まだまだ課題も多く不十分だと自覚しています。安全文化の構築も緒に就いたばかりですが、「災害ゼロ」から「危険ゼロ」を目標に、全従業員が安全で安心して働ける作業環境づくりを目指して行きます。

協力内容 

  • 電話相談  

(取材:小山労政事務所 取材年月日 平成30年1月16日 )

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

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