【那須地域】江戸川温水ため池の耐震工事が完了しました！

　江戸川温水ため池は、那須町の那須高原りんどう湖ファミリー牧場の施設内に位置する農業用ため池で約80㏊の水田に用水を供給しています。

　本ため池は、総貯水量が22万㎥と大きく、下流側に多くの住宅が存在し、決壊した場合、大きな被害が発生するおそれがあることから、栃木県が防災重点農業用ため池に指定しており、地震時の安定性確保のため、令和2年度から3年度にかけて、農村地域防災減災事業により、堤体の耐震工事を行いました。

　堤体の上流に押え盛土を行い、堤体の安定性を確保して耐震性向上を図るとともに、法面保護のため破損したブロックの張り替えを行いました。

　また、ため池への転落防止のため新たに柵を設置し、施設利用者の安全性の確保を図りました。柵は茶色のものを使用し、景観にも配慮しました。

　農業用ため池は、農業用水を確保するための重要な施設です。今後も農業用ため池の防災対策や適正な保全管理を計画的に進め、農業用水の安定確保に努めていきます。

 

押え盛土工(左：施工前、右：施工後)

 

法面保護工(左：施工前、右：施工後)

 

堤体(左：施工前、右：施工後）

 

施工箇所

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