重要なお知らせ
更新日:2013年1月29日
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「清らかな水、澄んだ空気、豊かな緑」これらに恵まれた自然と日本の原風景ともいえる美しい農村景観を持つ中山間地域は、県土の保全や洪水の防止、自然環境の保全などの様々な機能を果たし、私達の豊かな暮らしと命を守っています。
しかし、高齢化が進み、しかも営農条件が悪いことなどから、耕作放棄地の増加により多面的な機能の低下が懸念されています。万一、耕作放棄によって農地が荒廃すれば、その復旧には多大なコストを要することになり、今、中山間地域に対する支援が急務となっています。
そこで、農業生産の維持を通じて、耕作放棄の発生を防止し、多面的機能を確保する観点から、中山間地域等直接支払制度が実施されています。
当管内においても、平成12年度から実施しており集落協定等に基づく様々な取り組みによって、新たな地域コミュニティーが芽生え始めています。
管内における対象地域は、中山間地域関係3法(特定農山村法、山村振興法、過疎法)の指定地域と知事特認地域の計3市町が該当となっており、そのうち対象となる農地があり、集落内等の農地を保全する協定(集落協定、個別協定)を組んだ3市町(45集落、1公共牧場)において直接支払制度が実施されています。
残したい栃木の棚田21認定地、大ヶ谷(おおがや)の棚田(那須町)
協定数 | 法指定地域 | 特認地域 | |||||||||||
集落 | 個別 | 急傾斜農用地 | 緩傾斜農用地 | 計 | 急傾斜農用地 | 緩傾斜農用地 | 計 | ||||||
市町名 | 田 | 草地 | 田 | 草地 | 田 | 草地 | 田 | 草地 | 交付対象面積 | ||||
大田原市 | 11 |
29.7 |
- | 15.4 | - | 45.1 | 38.6 | - | 6.4 | - | 45.0 | 90.1 | |
那須塩原市 | 5 | 1 | 2.7 | - | 13.2 | 24.6 | 40.5 | - | - | - | - | 0 | 40.5 |
那須町 | 29 | 47.1 | - | 176.5 | - | 223.6 | 92.4 | - | 10.1 | - | 102.5 |
326.1 |
|
計 | 45 | 1 | 79.5 | 0 | 205.1 | 24.6 | 309.2 | 131.0 | 0 | 16.5 | - | 147.5 | 456.7 |
聞こえ始めた活動の足音
中山間地域等直接支払制度の集落協定の締結に向けた話し合い等の活発化の過程で、地域内、集落内の農業をどうするか、この制度を活用して新しい集落営農を展開しようといった様々なチカラも動き始めており、将来に向けた新たな地域コミュニティーの芽が芽生え始めています。
県の北東、市の東部に位置し、八溝山系の中の杉・檜に覆われた山間の地域で、集落の中央を一級河川が流れるなど里山としての自然景観を保っています。
耕作放棄防止を第一に集落協定を締結し、周辺林地の下草刈りや河川堤防内外の草刈りなど集落内の環境整備に努めており、高齢化が進む集落内において、彼岸花の保護増殖を図るなど地域ぐるみの農地保全・景観形成の意識が芽生えています。
県の北部、町の北東部に位置し、八溝山系の中の雑木林と杉・檜に覆われた山間地域である。
集落内の全農家40戸と集落内農地を耕作する他集落農家5戸を加えた広範囲での集落協定を締結し、水稲を中心に、そばの団地化や高齢農家の水稲の基幹作業の受託を進めています。
また、集落の一角に群生する彼岸花を主体とした集落環境づくりに取り組み、さらにそばの活用を含めた都市農村交流を検討するなど集落営農の活性化に努めています。
お問い合わせ
那須農業振興事務所
〒324-0041 大田原市本町2-2828-4
電話番号:0287-23-3141
ファックス番号:0287-23-7994