環境用語集

フタル酸エステル

フタル酸とアルコール類が脱水して化合したものの総称で、90%以上はプラスチックの可塑剤として工業的に生産されている。フタル酸エステルの純粋なものは、透明で粘っこい液体で水に溶けにくく、油によく溶ける安定した物質である。プラスチックを軟らかくしたり、加工しやすくするために混ぜるもので、軟らかい塩化ビニール管には、多量に含まれている。

FAO/WHOの専門委員会では、人に対する日常摂取許容量として1〜2mg/kg/日と定めている。