環境用語集
シュレッダーダスト
廃自動車や廃家電製品を破砕し、比重の大きい鉄スクラップと非鉄金属スクラップを選別回収した後の、プラスチック・ガラス・ゴムなど比重の小さいものからなる廃棄物をいう。具体的に問題なのは、自動車シュレッダーダスト(ASR:automobile shredder residue)である。破砕業者が廃棄する廃自動車のシュレッダーダストは車重量の約20%の割合で発生し、年間55〜75万tにのぼる。埋立処分場の延命の点から、固化減容を含む発生削減と有効利用手法の技術的確立が急務となっている。