現在の規制基準は、濃度規制が主であるが、濃度規制の場合は、汚染物質の絶対量を規制するものではないため、薄めて排出すればよいという法律のがれが可能である。また、蓄積性有害物質のように長年の蓄積の結果害が現れるような物質の排出を防止できない。このようなことから、地域ごとに環境容量を設定し、汚染物質の地域総排出量が環境容量の範囲内になるように、各排出許容量を配分する規制方式をいう。