用語解説
いき値〔閾値〕
(閾界濃度、限度濃度、恕限度)
一般には、刺激を感知できるか否かの境目にあたる刺激の強さをいう。
臭気については、臭気性ガスの臭気の強さを表す尺度として5段階分類法があるが、この分類法による臭気の強さが0.5となるときの、その臭気性ガスの濃度のことである。この濃度では多くの人がかろうじて臭気を認めることができる。いき値の測定は官能試験によるものであるため、報告者によってその値は大幅に異なっており、確定したいき値というものはない。