更新日:2025年12月23日
ここから本文です。
栃木県警察山岳警備隊(本部山岳警備隊)は、県内における山岳遭難事案への迅速・的確な対応に資するため、4月15日㈪、宇都宮市古賀志町地内の「古賀志山」(標高583メートル)において、現場対応能力の向上及び救助活動の連携強化訓練を行いました。

傾斜地等危険箇所の登り方の訓練状況

要救助者背負い搬送の訓練状況
春の連休期間中は、登山者の増加が見込まれ、山岳遭難の発生が懸念されることから、4月25日㈮を県下一斉活動日とし、広報啓発活動や山岳パトロールを行い山岳遭難防止を図りました。
これらの活動を通じて、
などの呼びかけを行いました。

広報活動の状況(栃木警察署)

山岳パトロールの状況(足利警察署)
今市警察署地域課青木匡元(あおき まさゆき)警部補(警察署山岳警備隊)が、日光市長から山岳救助活動に対する感謝状を受領しました。
活動内容については、令和7年2月、青木警部補は、休日に日光市中宮祠地内の庵滝を目指し登山中、雪崩の発生を把握し、雪崩現場にいた女性と協力し雪崩に巻き込まれた男性1人の救助活動を実施しました。
その後、到着した消防隊員に引継ぐとともに、下山の介助を行ったものです。
青木警部補らが、迅速かつ適切な応急処置を行ったことで、重症化を未然に防いだという事案でした。
今市警察署長 青木警部補

本部山岳警備隊員の機動警察隊桂大貴(かつら ひろたか)警部補、浅田知靖(あさだ ともやす)巡査部長、大島佑允(おおしま ゆうすけ)巡査長、警察署山岳警備隊那須塩原警察署地域課小池隆行(こいけ たかゆき)警部補の4名による、山岳遭難救助活動の好事例がありました。
令和7年10月30日午後2時36分ころ、那須塩原市中塩原地内山林内において、遭難者から「道に迷った」旨の通報に基づき、桂警部補以下4名が現場臨場しました。
警備第二課航空隊が空から遭難者を確認し、位置情報を桂警部補らに伝えたところ、桂警部補らはその情報を基に、滑りやすい地面や急斜面など過酷な環境下の中で、装備資機材を有効活用しつつ、夜間になって遭難者を発見しました。
遭難者の安全を第一に発見場所において「ビバーク」を行って、翌31日救助しました。
本事案の活躍により、前記4名は、警察本部長賞(賞誉)を受賞しました。
左から浅田知靖巡査部長、桂大貴警部補、小池隆行警部補、大島佑允巡査長
お問い合わせ
地域部地域課
〒320-8510 宇都宮市塙田1-1-20 警察本部庁舎
電話番号:028-621-0110(代表)