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更新日:2010年11月30日
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第8章 PTAの予算編成と事業計画
PTAの予算編成や事業計画に当っては、どのような点に留意したらよいでしょうか。
PTAの予算の在り方は、PTAのその年度の事業活動を左右します。予算を編成するには、以下のことに留意します。
1 PTAの予算は、PTA本来の目的のために編成します。
1 PTAの予算は、会員の学習活動や実践活動、広報に要する経費等、PTA本来の目的のために使用します。
2 学校教育の設備充実や校費の一部負担等を肩代わりするようなことは好ましくありません。
2 PTAの予算管理については、学校事務の負担軽減や合理化を考慮し、会員から疑義を招かないようにします。
1 収入の部の項目の立て方は適正か(前年度の決算額と予算額との対比等)。
2 支出の部に見合う会費収入の措置がなされているか。
3 支出項目の設定は適切か。
4 計算の合計、差引の過不足等に間違いはないか。
3 予算編成の手順と事業計画の立案
予算編成と事業計画は、一体的なものとして捉えます。
1 前年度の学年PTA、学級PTA、各専門委員会等の活動状況や成果について十分検討します。
2 新年度の活動の重点を明確に押さえます。
3 学年PTA、学級PTA、各専門委員会等から、予算要求を出してもらいます。
4 収入額の見積り、運営費支出額の見積り、活動費支出額の見積り等を、各委員会からの予算要求に基づいて調整し、原案を作成します。
5 予算原案の作成が終わったら、PTA活動方針や活動内容に対して適当な予算かどうか運営委員会で審議し、総会提出案を作成します。
6 総会に提出して、議決します。
4 PTA会費の納入
1 会費の納入方法については、直接持参する方法と金融機関を利用した方法が考えられます。いずれにしても会員の意見を聞いて、納入漏れのない方法を採用すべきです。
2 会費の額の決定に当たっては、事業費が不足するからと安易に値上げに走るのではなく、事業内容の見直しや重点事業の設定などを図ったうえ、納得が得られる方法で行われるべきです。
3 PTA宛の寄付金は会計係が担当し、その使途についてはPTAの役員会、運営委員会にかけ、意見を聞き、疑問点が残らないよう処理すべきです。
4 賛助会員を持つPTAは、規約にその会員資格や会費についても明記し、その会費を予算案に忘れずに明記する必要があります。
5 廃品回収、売店やバザーなどの事業収益金の使途については、会計を明確にして、全会員が納得できる報告が必要です。
6 学校とPTAの今までの関係、その背景となっている地域性や地域感情などに配慮しつつ、PTAは「平等の権利と義務を持つ組織」として、父母会員と教師会員が一人ひとりを単位として、同額の会費を納めることが望ましいと言えます。
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