フォトとちぎ2013冬号
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日光例幣使街道沿いにある江戸天明元年創業の老舗、油伝味噌㈱栃木市の中心部、旧栃木町は、日光例幣使街道の宿場町として、また江戸からの舟運により物資の集散地として繁栄しました。市の中心部から北に1㌔ほどのところに、国の「重要伝統的建造物群保存地区」嘉右衛門町地区があります。日光例幣使街道沿いの町並みを基本とする東西約320㍍、南北約650㍍、面積約9.6 ㌶の地区です。今から400年ほど前、この地に移り住んだ岡田嘉右衛門によって開発されたという嘉右衛門新田村が地名の由来。保存地区内には見世蔵や土蔵をはじめとする江戸末期から昭和前期にかけての伝統的な建造物が群として残っています。また地形に沿って湾曲する道、巴波川、翁島などの緑地とともに特徴的な歴史的風致を作り上げています。重厚な蔵が軒を連ねる中心部の「蔵の街」とはひと味違う風情が漂う町並みです。フォトとちぎ2013冬13

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