フォトとちぎ2013冬号
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特集 ユニオン通りとオリオン通りは、栃木県でも有数の商店街です。休日には楽しいイベントも開かれ、若い人たちで賑わっています。  ユニオン通りに「コミュニティカフェ・カンマス」があります。宇都宮大学の学生が運営するカフェで、2年目を迎えました。 カンマスの代表を務めるのは、宇都宮大学教育学部2年生の大嶋悠也さん。「商店街の活性化とまちづくりの人材育成を目標に掲げています。地域の人が互いに交流できる店づくりを目指し、カンマス(かき混ぜる)と名付けました」と言います。 カフェの営業は、授業が無い時間帯に交代であたるので、夕方が中心になってしまいます(営業日時は検討中)。メニューは、コーヒー・紅茶などドリンク類が中心、日替わりの手作りケーキも味わえます。        カフェの閉店時間が迫るころ、再び人々が集い始めます。毎月開催されている「まちなかゼミ」に参加する人たちです。学生や商店主のほか、会社員、農業者など職業も年齢もさまざま。昨年11月7日には、第10回目の「まちなかゼミ」が開かれ、34人が参加しました。 この日のゼミは、会社社長で中小企業診断士の松本譲さんを講師に招いて開催。講演のあと、遅くまで活発な意見交換が行われました。「カンマスには、2つのコンセプトがあります。ひとつは、地域のつながりを取り戻すための“居場所”づくり。もうひとつは若者にとって魅力ある宇都宮をつくることです。ここが、学生と社会人の交流の場となることで、まちづくりに関心をもつ人が増えるといいと思います」と大嶋さん。この日の「まちなかゼミ」講師松本譲さん(中央)と打ち合わせをする「カンマス」代表の大嶋悠也さん(右)、と宇都宮大学でまちづくりを研究している陣内雄次教授(左)Communitycafe KANMAS(コミュニティカフェ・カンマス)毎月「まちなかゼミ」を主催フォトとちぎ2013冬4

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