フォトとちぎ2013冬号
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特集 「ベトナム食堂カムオン」は、昨年10月にオープンしたばかり。スタッフは全員ベトナム人留学生で、ベトナムと日本との親善・交流の場を目指しています。 店長のグエン チョン ダイさんは、ベトナムの高校を卒業したあと、日本に留学。富山大学から作新学院大学に編入学しました。現在、同大学の4年生。今春からは大学院で経営学を研究することになっています。 店内の狭い厨房で手際よく料理を作るダイさん。ベトナムで調理の仕事をしていた父の影響で、小さい頃からの料理好き。家庭で両親が作る食事の手伝いをしながら、料理を覚えました。 メニューは、ベトナムの代表的な家庭料理フォーを中心に、生春巻きやベトナム風のチャーハン、お好み焼き、唐揚げなどの定番料理。なかでもフォーは、あっさりしたスープに米麺、鶏とモヤシをトッピングしたシンプルな盛りつけ。本場、ハノイのフォーです。 「ベトナムでは、スープにパクチーや唐辛子などの香辛料をたくさん入れますが、初めての人にも食べて欲しいので、別皿にしました。スープは、ハノイのフォーと全く同じ味です」とダイさん。 カムオンでは、料理のほか、民族衣装アオザイの試着や簡単なベトナム語講座も開いています。 「これまで、たくさんの日本人にお世話になりました。それで店名をCam On(ありがとう)に。ここから親善の輪が広がり、ベトナムと日本の架け橋になれたらうれしいです」とダイさん。民族衣装の「アオザイ」を着てベトナム料理を出すレ ゴック マイさん(宇都宮共和大学3年)ベトナム食堂Cam On(カムオン)ベトナムの料理と文化で親善フォトとちぎ2013冬6

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