フォトとちぎ2013冬号
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KANMASCam On星ヶ宮宇都宮市役所栃木県庁大通りオリオン通り日光街道ユニオン通り至宇都宮駅東武宇都宮駅Artspace学生のチカラをまちづくりに星ケ宮アートスペースの代表小林隆則さん(文星芸術大学大学院後期課程)。現代工芸展会員で、作陶家として活動しています《星ヶ宮ArtSpace》●OPEN=(平日)11:00〜17:00(休日)11:00〜19:00  ●定休日=木曜日宇都宮市星ヶ宮 Aアートrt Sスペースpace オリオン通りの東端に小さなギャラリーがあります。文星芸術大学の有志で運営する「星ヶ宮アートスペース」も、開店して2年目を迎えました。ここでは、学生のアート作品を中心に展示・販売しています。 店内には絵画、彫刻、工芸品などの多彩な作品が所狭しと展示されています。作品には小さな値札がつけられ、購入もできます。 「敢えて無造作に並べてみました。いかにもギャラリーというスタイルにしたくなかったんです。それで名前も“アートスペース”にしました」と代表の小林隆則さん。小林さんは、文星芸術大学卒業後、大学院の博士後期課程で陶芸を軸に研究をし、現在はアートスペースに持ち込まれた作品の評価を行うほか、若いアーティストにアドバイスも行っています。 「まちなかに発表の場が欲しかったんです。ここは常に多彩な作品を展示しています。たとえば通りがかった人が陶器好きで、陶器作品が目に入って店内に入り、そこでさらに絵画とか彫刻とかほかのジャンルの作品と出逢い興味を広げる。そんな役目が果たせたらいいなと思います」と小林さん。 店内の一画にはロクロもあり、ときどき創作の様子を見ることもできます。 「星ヶ宮アートスペースは、作品の発表の場であり、アトリエであり、交流の場でもあります。まちなかで、誰もがいつでも、気軽にアートに出逢えるこのようなスペースをもっと増やして、アートの裾野を広げたいです」と小林さんは言います。まちなかをアートでいっぱいにフォトとちぎ2013冬9

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