フォトとちぎ2013春号
7/20

栃木県ドクターへり検索運航4年目栃木県ドクターヘリ ドクターヘリは、119番通報を受けた消防機関が必要と判断した場合に出動を要請します(県民のみなさんが直接要請することはできません)。救急車で搬送された患者は「ランデブーポイント」でドクターヘリに引き継がれます。 ランデブーポイントは、あらかじめ登録されたドクターヘリの離着陸場で、各地の公園や学校のグラウンドなど、県内に511か所にあります(3月末現在)。ランデブーポイントでは、ヘリの離着陸に伴い騒音や砂塵が発生することがあります。着陸の際には消防隊員の指示に従って、着陸場所から迅速に安全な場所へ退避するなど、みなさんの協力が必要です。 ドクターヘリで診療を受けた患者は、原則県内5か所にある救命救急センターに搬送されますが、軽症の場合などは2次救急医療機関へ搬送されることもあります。 栃木県ドクターヘリは、現在1機で運用しています。出動要請が重なることも少なくないことから2011年3月、茨城・群馬・栃木の3県で「広域連携協定」を締結しました。重複要請などで、自県のドクターヘリが出動できない時や、多数の負傷者が発生して自県だけでは対応できないときに出動します。基地病院から半径50㌔を目安に出動範囲としており、11年度は栃木県外に46件出動。また茨城県と群馬県からあわせて24件の応援を受けました。 また、東日本大震災の時には全国のドクターヘリが参集し、患者搬送などで活躍。栃木県のドクターヘリも宮城県に出動しました。小学校の校庭を利用したランデブーポイントゴルフ場を利用したランデブーポイント緊急時には、ランデブーポイント以外にも、消防機関や警察機関が着陸場所を確保したうえで、災害現場直近に降りることもあります。交通事故現場近くの県道に着陸したドクターヘリ茨城・群馬・栃木県で広域連携フォトとちぎ2013春7

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です