フォトとちぎ2013秋号
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このページの写真は「とちぎフォトライブラリー」からダウンロードできます侍塚古墳(大田原市) 大田原市(旧湯津上村)には、古代文化を感じさせる史跡がたくさんあります。なかでも、松を戴く前方後方墳の下侍塚古墳は「日本一美しい古墳」といわれています。毎年10月下旬には、松を害虫から守るためのコモ巻きが行われ、冬を迎える風物詩になっています。国指定史跡。佐貫観音(塩谷町) 露座の大磨崖仏「佐貫観音」。鬼怒川の風光明媚な沿岸に直立した高さ46㍍の岩面に線彫りされた巨大な大日如来の坐像。かなり不鮮明ですが、よく見ると次第に顔が見えてきます。技巧を凝らさない彫りの線が、おおらかな仏様の表情を創り、仰ぎ見る人は深い安らぎを覚えます。弘法大師一夜の作とも伝えられ、平安末期〜鎌倉初期の作品と推定されています。全国でも類の少ない線彫り磨崖仏です。国重要文化財、国指定史跡。殺生石(那須町) 那須の温泉神社から約200㍍、湯川近くの「賽の河原」付近に殺生石があります。「九尾の狐」の伝説をもつ、黒ずんだ大きな輝石安山岩。岩の周辺からガスを噴き出し、生き物を殺してしまうので、この名が付きました。県指定史跡。フォトとちぎ2013秋17

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