フォトとちぎ2013秋号
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 中山かぼちゃの出荷が一段落した8月26日、JAなす南烏山支店(那須烏山市)の会議室に、かぼちゃを手にした生産者の皆さんが集まってきました。中山かぼちゃ部会が毎年開いている「中山かぼちゃ食味検討会」。持ち寄ったそれぞれのかぼちゃを試食し、食味など、感想を述べ合いました。 部会員の一人、黒須一いちぞう三さんは今年83歳。かぼちゃづくり30年の長老です。 「生産者は、多いときは30人くらいいましたが、今では15人。その多くが70歳後半です」と黒須さん。 後継者育成が大きな課題となっているなか、新しく仲間入りした会員も出席していました。同市藤田の小川崇さん(44)。3年前に脱サラし、家業の農業を継いで、今年初めて中山かぼちゃを栽培しました。 「水田の一部を畑にして栽培しましたが、豪雨で全滅です。来年は、これを教訓に水はけの良い場所に畑を移し、再挑戦します」と言っていました。生産品を持ち寄り食味検討会8月に開かれた『食味検討会」。生産者11人が出席し、今年産の中山かぼちゃの食味を評価しました食味検討会に出席した新部会員の小川崇さん(左)フォトとちぎ2013秋6

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