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県内企業の声

サントリー株式会社 梓の森工場

企業名 サントリー株式会社 梓の森工場
住所 〒328-0132
栃木県栃木市仲方町字堤下20
TEL 0282-31-2511
ホームページ http://www.suntory.co.jp/
※クリックすると別ウィンドウで開きます

 明治32年(1899年)の創業以来、ウイスキーやビール、さらには清涼飲料などお客様の日々の生活を心豊かに彩る商品をお届けすることを使命とし、「やってみなはれ」を合言葉に常 に価値のフロンティアへの挑戦を繰り返し、総合酒類食品企業として成長を続けてきたサントリーグループ様。
 今回はサントリー株式会社 梓の森(あずさのもり)工場様をお訪ねしました。

主な事業内容について

【サントリーウィスキー角瓶の瓶詰工程】 【製品の質を厳しく確認】

 サントリーグループでは
  ・食品関連事業
  ・外食・スポーツ・花・サービス関連事業
  ・酒類関連事業
 をおこなっています。
 
 サントリーグループのサントリー株式会社 梓の森工場 (以下梓の森工場)は、昭和52年(1977年)にスピリッツ事業の最大生産拠点として設立しました。
 以来、ウイスキー・ブランデーや焼酎・ワイン、またチューハイ等を製造する瓶詰工場として、製造ラインを当初の2ラインから現在の8ラインへと増強し、生産を拡大してまいりまし た。
 現在生産しているお酒の種類は年間約500品目にもなります。
 お酒の種類のみならず、瓶・缶・紙パック・ペット等の容器やそのサイズで、世界の酒類業界において他に類を見ない多種多様の製品生産が可能な工場となっています。
 
 梓の森工場は、敷地面積61万平方メートルの広大な敷地に建っています。坪数で言うと19万坪、東京ドームの約13倍もあります。実は、敷地の8割が森林で森林工場とも呼ばれているんですよ。

企業にとっての栃木県の立地環境について

【広大な森に囲まれた梓の森工場全景】

 栃木県はビールの原料である大麦の国内有数の生産地です。
 サントリーは以前より宇都宮市に、大麦を発芽させて麦芽を作り乾燥させるグループ企業のサントリーモルティング株式会社の工場がありました。
 この場所が緑が豊富で、これが栃木県栃木市に工場を新設するきっかけになりました。

 梓の森工場は
  ・首都圏との交通の便がいい
  ・水が非常によい
  ・豊かな農産物がある
 という点が気に入っています。

 大消費地の首都圏が近いこと、近年は北関東自動車道ができたおかげで群馬県、茨城県にも移動しやすくなった恩恵は大きいです。
 梓の森工場は東日本全体をカバーしているので、ここで作った商品を東北自動車道や鉄道、茨城県の大洗から出ているフェリーなどを利用して出荷するのに便利です。
 

「MADE in とちぎ」製品のセールスポイントについて



【栃木県産の農産物を原料にしたチューハイ】

 梓の森工場はビール類を除く酒類を東日本を中心に日本全国に出荷しています。サントリーのビール類以外の酒類の3分の2は当工場で生産したものです。
 私たちの食卓に上るサントリーのお酒は、栃木県産品なんです。

 平成22年度(2010年度)は当工場の主要製品であるウイスキー「角瓶」が、「ハイボール」の飲み方を訴求したプロモーションの展開もあって前年3割増の販売となり、工場も全体で過 去最大製造数量を記録しました。
 この「ハイボール」によるウイスキーの復権を機に、「角瓶」を栃木の工場で生産する「県産品」として栃木県民の皆様により広くご愛飲いただけるように営業部門とも連携し、飲用 時品質の向上に努めています。

 また、当工場では栃木県産の梨「幸水」やいちご「とちおとめ」を原料に使用したチューハイを製造しており、栃木県や商品開発部門とも連携し、地産地消を推進していきたいと考え ています。

地域貢献活動について

【梓の森自然学校】

 たくさんある中からいくつかご紹介します。

 栃木県では環境保全に関して優れた取組をおこなっている事業所を表彰するマロニエECO事業所表彰制度があります。
 その中の「フードマイレージ削減部門」と「温室効果ガス削減部門」に参加し、平成21年(2009年)フードマイレージ削減部門では最優秀賞を受賞しました。
 この取り組みでは
  ・県産野菜の使用率を45%から55%にアップする目標を掲げ、目標を達成
  ・食事の事前予約システムを採用し、喫食率90%を達成
  ・残食数量の削減に努める
  ・いちご・かんぴょうの日などを設け、特別メニューとして提供
  ・メニューボード等に使用県産農産物を1品1品表示するとともに、県産農産物の
   説明資料等を効果的に活用し、利用者にアピール
などの点が評価され福田県知事から表彰をいただきました。現在も継続して取組んでいます。

 それから、栃木市の栃木市民環境まつりに参加し、市民のみなさんの意識を環境に向けてもらう機会と、次世代をになう子ども達の環境について学ぶ場のひとつとなるよう、サントリーの取組を紹介しています。

 また、毎年、工場周辺の環境美化活動として、従業員とその家族でごみ集めをおこなっています。

県民に対して一言

 梓の森工場で働いている人は地元の人を多く採用しています。従業員は社員80名、物流を含めた駐在3名、製造や輸送関係で380名くらいいます。
 栃木の人は、まじめで非常に有能な方が多いという印象です。

 サントリーは企業理念に「人と自然と響きあう」を掲げ、コーポレートメッセージとして「水と生きるSUNTORY」を発信し続けています。
  これは、お客様に水の恵みをお届けする企業として、自然と共生し貴重な水を守ることはもちろん、社会と共生することによって地域に潤いをもたらす水のような存在になるという想い が込められています。
 当工場においても、水を大切にしながら、CO2削減をはじめとする環境保全や自然環境保護などに努めております。
 今後も安心・安全を第一に、自然・地域との共生はもちろんのこと、さらなる環境負荷低減を目指し、お客様から信頼を得られるような生産活動をおこなっていきます。

 サントリーのお酒を作っている工場が栃木にあるということを認識いただいて、栃木県産品である私どもの製品をご愛用いただきたく思います。これからもよろしくお願いします。

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