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| 企業名 | 住友大阪セメント株式会社 栃木工場 |
|---|---|
| 住所 | 〒327-0502 栃木県佐野市築地町715 |
| TEL | 0283-86-3211 |
| ホームページ | http://www.soc.co.jp/ ※クリックすると別ウィンドウで開きます |
セメント事業を中心に鉱産品事業、建材事業、光電子事業、新材料事業などさまざまな事業を展開しておられる住友大阪セメント株式会社様。
今回は、佐野市にある栃木工場様をお訪ねしお話を伺いました。
【栃木工場と唐沢鉱山】
【バイオマス発電設備】
当工場は栃木県南部の佐野市葛生地区に位置しており、近くにはセメントの主原料である石灰石鉱山(唐沢鉱山)を有する、栃木県唯一のセメント工場です。
多品種のセメントや地盤改良材など、数多くの製品を生産・出荷しております。
当グループの企業理念「地球環境に配慮し、たゆまない技術開発と多様な事業活動を通じて、豊かな社会の維持・発展に貢献を目指します。」のもと、セメント製造プロセスの高温焼成技術を活かし、廃棄物の高温焼成による無害化と原燃料へのリサイクルを実現しています。
私たちは、循環社会での役割を果たすべく各種産業や自治体から発生する「リサイクル可能な廃棄物」を受入れて、粉砕加工し一部は原料として、また一部は石灰などの代替エネルギーとして再利用し、地域の経済・環境の両面で貢献できる工場を目指しております。
また平成21年（2009年）4月には木質バイオマスを主燃料とするバイオマス発電所を稼動させ、「緑の再生プロジェクト（林野庁補助事業）」に参画し、間伐材の有効活用により石炭など化石燃料を削減しCO2の発生を抑え、環境負荷の少ないクリーンな電力を供給することで地球温暖化防止にも寄与しております。
佐野市は水資源にも恵まれ、首都圏から70キロ圏内の好立地にあり、生産されたセメントは首都圏のほか南東北のエリアまで広範囲に出荷されています。
またリサイクル事業から見ても、県南周辺には生産拠点も多く、廃棄物の収集についても恵まれている立地環境にあります。
佐野市は平成23年（2011年）3月の北関東自動車道の全開通により東西は太平洋〜日本海を横断し、南北は東北自動車道で縦貫している北関東における十字路の位置にあり、トラックターミナル等の開発が期待されます。
今後栃木県の資源（木材、石灰石）を都心に出荷し、その復荷で製品を県に搬入することで輸送コストが抑えられるなど物流拠点としての魅力が高まっていくと思われます。
佐野市葛生地区は、古くは江戸城の修復に使われた石灰石を産出するなど豊富な資源に恵まれた地域として知られています。
当工場では、この地域から産出される石灰石を主な原料として栃木県産のセメントを製造しています。
セメント産業は地域社会との密接なつながりのもとに成り立っており、良好なコミュニケーションを築くため小中学生の社会見学や行政・地域住民の方々の工場見学や鉱山の近隣道路の環境整備や環境美化活動をおこなう他、「くずうフェスタ」への参加（葛生産業協会副会長）、クリスマスには工場設備をライトアップしイルミネーションを点灯して、地域住民の皆様に喜んでいただいております。
また、できるだけ多くの若年者の方々に地元に残っていただいきたいという思いもありますので、積極的に地元採用を心がけております。
【ライトアップしたイルミネーション】
森林資源の整備への貢献を目指し、間伐材等の有効利用をはじめ、協力会社の社員の方とともに、「チーム栃木」で県の「企業の森づくり」推進事業に協力し「チーム栃木の森」と名付けて植樹や下草刈りの活動を行うなど「栃木の元気な森づくり」に貢献したいと思っております。
これからも多くの県民の方に工場見学をしていただき、私どもの事業や取り組みをご紹介させてください。
各企業についてのお問い合わせは、各企業の連絡先に直接お問い合わせください。