企業名 | 東京製鐵株式会社 宇都宮工場 |
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住所 | 〒321-3231 栃木県宇都宮市清原工業団地11-1 |
TEL | 028-670-5607 |
ホームページ | http://www.tokyosteel.co.jp/ ※クリックすると別ウィンドウで開きます |
『鐵』資源の「リサイクル」の促進と地球温暖化の防止のため、クリーンなエネルギーを活用する電気炉製鋼法の技術パイオニアとして役割を果たす東京製鐵株式会社 宇都宮工場様をお訪ねし、工場長 國米博之様、総務部 安全環境総務課長 吉川泰由様にお話を伺いました。
当社は創業以来、鉄スクラップのリサイクルを基本事業として活動し、電気というクリーンなエネルギーを活用する『電気炉法』により、小型形鋼・鉄筋棒鋼などのいわゆる普通電炉品種の生産から、高炉メーカーがほぼ独占していたH形鋼・鋼矢板・厚板・ホットコイル・縞コイル・溶融亜鉛メッキコイルなどを製造しております。宇都宮工場ではH形鋼及び溝形鋼の製造をしております。
主原料である鉄スクラップは、国内では関東が最大のマーケットであり調達も容易であることや、製造に必要な電力や鬼怒川の豊富な水利等、鉄鋼業の立地条件を満たしていました。
また、栃木県は名産?の雷は多少あるものの、風・水害の少ない安定した気候であり、沿岸地域と違って台風による高潮などの心配もありません。
国内では鉄鋼蓄積量13億トンの内、約4千万トンのスクラップが毎年回収されており、ますますリサイクルによる高度利用が急務となっています。かつ、CO2排出量においては、同じ鉄鋼製品を1トン製造した場合、鉄鉱石・石炭等を主原料とする高炉法に比べ電気炉法では約4分の1以下しか排出されず、リサイクル・地球温暖化防止の観点から、電気炉法による鉄鋼製品は、まさしく地球にやさしいエコスチールであると言えます。
平成7年(1995年)の操業以来、当工場で製造したエコスチールを、県内の様々な建物の部材として使用していただいています。
平成10年(1998年)より、工場周辺のゴミ拾いを毎週実施しています。地域の皆様よりお褒めの言葉を頂くこともあり、これからも継続していきます。加えて、平成14年(2002年)からは地元の方々と、ソフトボール大会を行っています。第1回目は当社と地元の2チームでしたが、年々参加する企業様も増え、今では清原工業団地管理協会主催のもと、10数社の団地内企業と地元チームが参加する交流の場となっています。
おかげさまでこの地で20年の操業をさせていただき、製造してきたエコスチールは延べ800万トンに達しました。当工場もようやく地域に馴染んできたのではないかと思います。今後も、栃木県のよき企業市民として、栃木県や宇都宮市、或いは地域に貢献できるよう頑張って参ります。