森
ブナの葉     馬頭最終処分場
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森

はじめに

◆処分場建設事業に関する県の考え方

1 産業廃棄物の処理状況と対応方針

 本県では、産業廃棄物の中間処理と安定型産業廃棄物の最終処分については、県内処理の割合が高いものの、管理型産業廃棄物の最終処分については、その全量を県外に依存している状況にあります。

 全国的に他地域からの廃棄物の流入を抑制する動きもある中、県内から排出される廃棄物は、できるだけ県内で処理(域内処理)できるよう、適正な処理施設を確保することが県政の重要課題となっています。

 このため、県では、栃木県廃棄物処理計画において、公共関与による管理型最終処分場の整備を推進することとしています。

    ○産業廃棄物の処理と最終処分場について

2 馬頭町北沢地区の不法投棄問題

 平成2年に、馬頭町の北沢地区において、大量の廃棄物の不法投棄が確認されました。

【不法投棄現場の様子】
不法投棄現場の様子

 県が平成12年に実施した不法投棄現場の調査では、廃プラ類、金属くず、ゴムくず、ガラスくず、建設廃材などの不法投棄物と周辺の汚染土壌等を合わせて、撤去が必要な量は約5.1万mと推定されています。

    ○不法投棄現場(北沢地区)の状況

 馬頭町においては、不法投棄問題についての様々な検討がなされ、平成12年6月に、馬頭町から県に対し、不法投棄物撤去のための県営管理型最終処分場の建設要請がなされました。

3 馬頭最終処分場建設事業の実施決定

 県では、平成14年から15年にかけて、地元から候補地として挙げられた備中沢地区について、将来にわたって安全で環境保全に配慮した処分場の建設が可能かどうか、適地性を判断するための環境影響評価を実施しました。その結果、候補地は管理型最終処分場の建設が可能な場所であることを確認いたしました。

 さらに、平成16年4月には、馬頭町から改めて、県営管理型最終処分場の建設要望がなされました。

 県では、町からの要望や適地性判断のための環境影響評価の結果などを総合的に判断し、平成16年5月、馬頭最終処分場建設事業の実施を決定しました。

    ○処分場建設事業の主な経過

4 建設事業の推進に当たって

 処分場の設置要請に当たっては、馬頭町から県に対し、
  「不法投棄物撤去計画の早期策定」
  「地域住民の合意形成への特段の配慮」
  「最終処分場の安全対策」
  「処分場周辺地域を含めた町全体の振興策への県の支援」
の4項目の要望を併せていただきました。県としては、これらの要望を重く受け止め、最大限努力していきたいと考えています。
 
 今後、馬頭町北沢地区の不法投棄物を早期かつ適正に処理するとともに、安全対策に万全を期した最新の多重安全システムを備えた先導的モデル施設として、馬頭最終処分場の整備を着実に進めていきたいと考えています。


「馬頭最終処分場」に関するお問い合わせ先

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20
 栃木県 環境森林部     
     馬頭処分場整備室
TEL 028-623-3227 FAX 028-623-3182
E-mail bato@pref.tochigi.lg.jp